爽やかな秋の訪れとともに、ワイン好きが待ちわびた瞬間がついにやってきました。日本が誇る名産地から、2019年11月03日に「山梨ヌーボー」が華やかに解禁されたのです。この特別な呼称は、日本固有の品種である白ワイン用の「甲州」や、赤ワイン用の「マスカット・ベーリーA」を原料とした新酒にのみ許される、まさに山梨の誇りと言えるでしょう。
解禁当日、東京の日比谷公園では「山梨ヌーボーまつり」が盛大に執り行われました。会場は、造りたてのフレッシュな香りに包まれ、訪れた多くの人々がその若々しい味わいに酔いしれています。SNS上でも「今年の新酒はフルーティーで飲みやすい」「日比谷で山梨の秋を感じた」といった喜びの声が溢れ、トレンドを賑わせるほどの盛り上がりを見せました。
「ワイン県」としての新たな船出と田崎真也氏の副知事就任
山梨県は2019年08月、さらなるブランド向上を目指して「ワイン県」であることを力強く宣言しました。今回のイベントでは、その本気度を示す驚きのサプライズが用意されています。なんと、日本ソムリエ協会会長として名高い田崎真也氏が、新たに「ワイン県副知事」へと任命されたのです。
長崎幸太郎知事から直々に辞令を受け取った田崎氏は、近年の山梨ワインにおける劇的な進化を絶賛しました。また、ワイン単体にとどまらず、日本酒や地元の豊かな食文化全体を国内外へ発信していくという、頼もしい決意を語っています。専門家である彼の参画は、山梨の魅力をより深く、多角的に伝えてくれる大きな力となるに違いありません。
11月16日・17日は甲府に集結!60銘柄以上が楽しめる至福の2日間
日比谷での熱狂はそのままに、舞台はいよいよ本場・山梨へと移ります。2019年11月16日と2019年11月17日の2日間、甲府市の小瀬スポーツ公園にて、地元ならではのビッグイベントが開催される予定です。ここでは34社にも及ぶワイナリーが集結し、実に60銘柄を超える新酒を一度に堪能することができます。
有料の試飲コーナーでは、造り手のこだわりを直接感じながら、自分だけのお気に入りの1本を見つけ出す贅沢な時間を過ごせるでしょう。気に入ったワインはその場で購入も可能なため、自宅での晩酌やギフト選びにも最適です。私自身、ワインはその土地の空気とともに味わうのが一番だと確信しており、この時期の甲府はまさにワイン愛好家の聖地となります。
「ヌーボー」とはフランス語で「新しい」を意味する言葉ですが、山梨のそれは単なる新酒という枠を超え、日本の伝統品種が持つ繊細さと、最新の醸造技術が見事に融合した芸術品です。この週末は、ぜひ山梨の地で、秋の恵みが凝縮された至高の一杯を五感で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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