アクサ生命保険株式会社は、2019年11月1日を期日として、テクノロジー部門における重要な人事異動を執筆時点で発表しました。今回の人事の目玉は、IT開発の現場で近年注目を集めている「ギルド」という組織形態におけるリーダーの交代です。蝶採トックディル氏が新たにエンジニアリングギルドのギルドリード(GM:ジェネラルマネージャー)に就任し、組織の技術力を底上げする重責を担うことになりました。
ここで注目したい「ギルド」という言葉は、もともと中世ヨーロッパの職業別組合を指す用語ですが、IT業界では「特定の技術に長けた専門家集団」という意味で使われています。従来の階層型の組織とは異なり、エンジニアが自発的に知見を共有し、スキルを磨き合う場を指します。蝶採氏はこれまで、開発(Development)と運用(Operations)を連携させてシステム構築のスピードを上げる手法「DevOps(デプロイメント・アンド・オペレーションズ)」のギルドを率いており、その手腕が期待されています。
SNS上では「アクサのような大手生保がギルド制を本格導入しているのは先進的だ」といった驚きの声や、「伝統的な金融機関がDevOpsを加速させる姿勢に刺激を受ける」といったエンジニアからの好意的な反応が目立っています。一方でもう一名の重要人事として、辻秀樹氏がアプリケーションOpsギルドのプラットフォームリードGMに着任されました。同氏はミドルウェアやアプリケーションサービスの基盤を支えてきた実績があり、システムの安定稼働を支える要のポジションと言えるでしょう。
メディア編集者としての私の視点では、今回の人事は単なる役職の変更ではなく、アクサ生命が「テクノロジー主導の保険会社」へと脱皮しようとする強い意志の表れだと確信しています。金融(Finance)と技術(Technology)を融合させた「フィンテック」の波が押し寄せる中で、社内にエンジニアの自律的なコミュニティであるギルドを構築し、蝶採氏や辻氏のようなスペシャリストを配置することは、変化の激しい市場を勝ち抜くための必須条件に他なりません。
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