スマートフォンを片手に、街を歩きながら理想の飲食店を瞬時に見つける。そんな近未来のような光景が、今や日常の風景へと変わりつつあります。最近の消費者は、従来のような検索エンジンでのキーワード入力から卒業し、AR(拡張現実)やSNSを駆使して直感的に「今日の一軒」を選んでいるようです。
2019年11月25日現在、東京・渋谷などのトレンド発信地では、スマホを周囲にかざして飲食店を探すスタイルが注目を集めています。ここで活用されている「AR」とは、現実の風景にデジタル情報を重ね合わせる技術のことです。カメラ越しに実際の街並みを見るだけで、そこにお店の情報が浮かび上がる感覚は、まさに魔法のようですね。
SNS上でも「地図を読むのが苦手だから助かる」「ゲーム感覚でお店を開拓できるのが楽しい」といったポジティブな反応が相次いでいます。文字情報を追いかける従来のウェブ検索に比べ、視覚的に訴えかけるAR検索は、情報のキャッチアップにおいて「圧倒的に楽」であるという評価が定着しつつあるのでしょう。
酔っていても直感でわかる!ARアプリ「meshiqoo」の衝撃
2019年9月に登場したアプリ「meshiqoo(メシクウ)」は、まさにこのAR技術を飲食店探しに特化させたサービスです。アプリを起動すると即座に現在地の位置情報を測定し、半径300メートル以内にあるお店をアイコンで表示してくれます。イタリアンならパスタといった具合に、ジャンルが絵でわかるのも親切な設計です。
開発者の岩井寿樹さんは、自身の「酔っ払っている時は文字も地図も読みたくない」という切実な体験からこのアプリを着想したそうです。その狙い通り、2次会の場所探しに苦労していた層からは絶大な支持を得ています。利便性を突き詰めると、最後は直感に訴えるインターフェースに辿り着くのだと感心させられます。
信頼性が鍵!実名口コミSNS「Retty」が支持される理由
一方で、情報の「質」を重視するユーザーたちの間では、実名制グルメサイト「Retty(レッティ)」が欠かせない存在となっています。2011年6月にスタートしたこのサービスは、2019年には月間利用者が4000万人を突破しました。匿名ではなく「誰がおすすめしているか」が見える安心感が、今の時代にマッチしています。
特に特定のエリアに精通した「トップユーザー」の存在は、フォロワーにとってのコンシェルジュのような役割を果たしています。プロが撮影した広告写真よりも、一般ユーザーが撮影したリアルな写真の方が、店内の空気感や料理のボリュームを正確に伝えてくれるという意見には、私自身も強く共感するところです。
こうした消費者の変化に対し、飲食店側も従来のグルメサイトに頼り切るのではなく、自らの個性をITで発信していく柔軟さが求められています。便利で誠実な情報発信こそが、これからの集客を左右する大きな鍵となるでしょう。テクノロジーを味方につけたお店探しは、今後さらに加速していきそうですね。
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