電話営業をAIが可視化!テッククランチ東京2019で最優秀賞に輝いた「MiiTel」の革新性

2019年11月29日、日本のスタートアップシーンを象徴するビッグイベント「テッククランチ東京2019」が、東京・渋谷のヒカリエで熱狂のうちに幕を閉じました。数多の若き起業家たちがしのぎを削るなか、最も輝かしい栄誉である最優秀賞を手にしたのは、株式会社RevComm(レブコム)です。彼らが展開する電話営業の常識を覆すAI解析サービスは、会場に詰めかけた審査員や投資家たちの心を一瞬で掴みました。

創業3年未満の企業を対象とした今回のコンテストには、約130社もの精鋭がエントリーしています。書類選考を勝ち抜いた20社が壇上で熱いプレゼンテーションを繰り広げ、最終審査に残ったのはわずか6社でした。SNS上では「今年のテッククランチはレベルが高い」「どの企業が勝ってもおかしくない」といった期待の声が溢れており、まさに次世代のビジネスリーダーを決めるに相応しい激戦が展開されたのです。

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音声解析AI「MiiTel」が実現する営業の科学

最優秀賞に選ばれたサービス「MiiTel(ミーテル)」は、電話営業や顧客対応のブラックボックス化を防ぐ画期的なツールです。AIが通話内容を詳細に分析し、成約率の高いトークパターンを可視化してくれます。具体的には、担当者と顧客の会話比率や、会話中の沈黙回数、さらには話すスピードまでを数値で判定する仕組みです。これにより、これまで感覚に頼っていた「売れるコツ」を、誰もが客観的に学べるようになります。

このサービスは、ソフトウェアをインターネット経由で利用する「SaaS(サース)」という形態で提供されています。月額5,980円(税別)という導入しやすい価格設定も相まって、2018年の正式リリースからわずか1年余りでユーザー数は2,000人を突破しました。ネット上では「自分の営業を客観視できるのは怖くもあり、非常に楽しみ」「指導の手間が省ける」と、現場のマネージャー層からも熱烈な支持を集めています。

三菱商事出身の会田武史社長が2017年に設立したレブコムは、単なる営業ツールに留まらない壮大なビジョンを描いています。会田社長は「将来的には人事面接やカスタマーサポートの領域にも広げたい」と語っており、音声解析技術がビジネスのあらゆるコミュニケーションを最適化する未来がすぐそこまで来ています。個人のスキルを組織の知財へと変えるこの挑戦は、労働人口が減少する日本において、生産性を向上させる特効薬になるでしょう。

私自身の見解としても、今回の受賞は極めて妥当であると感じます。日本の営業現場はいまだに根性論が根強く残っていますが、AIによるフィードバックは感情を排除した公平なものです。自らの弱点を数字で突きつけられることは、成長を志すプロフェッショナルにとって最大の武器となるはずです。テクノロジーが人間の仕事を奪うのではなく、人間をより賢く、より自由に進化させる。レブコムの快挙は、その輝かしい第一歩となるに違いありません。

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