北海道のエネルギー供給を支える拠点において、安全の根幹に関わる課題への対策が示されました。北海道電力は2019年11月08日、泊原子力発電所3号機で発生した設備不備に関する具体的な再発防止策を公表したのです。この問題は2018年11月に、万が一の事態に備える「非常用ディーゼル発電機」の電気配線に接続不良が見つかったことから始まりました。
今回の発表を受け、SNS上では「原発の命綱ともいえる設備にミスがあったのは怖い」「再発防止策を形だけで終わらせず、徹底してほしい」といった、厳しいながらも期待を込めた意見が数多く投稿されています。電力会社には、地域の安心を担う企業として、これまで以上に透明性の高い情報公開と厳格な管理体制が求められているといえるでしょう。
社内規定を19年内に刷新!製品調達の監査と検査体制の強化へ
北電が打ち出した対策の柱は、製品を納入する「調達先」への監査強化と、組み立て段階でのチェック体制の厳格化にあります。具体的には、2019年内に社内規定を改定し、北海道電力自らが立ち会って確認する検査項目を明確に定める方針です。外部任せにせず、自らの目で「安全」を担保する姿勢を鮮明に打ち出した形となります。
ここで解説しておきたいのが「非常用ディーゼル発電機」の重要性です。これは地震や事故などで外部からの電気が途絶えた際、原子炉の冷却を維持するために必要な電力を供給する、まさに「最後の砦」と呼べる装置を指します。ここの配線に不備があるということは、有事の際にシステムが機能しないリスクを孕んでいたことを意味しており、今回の対策は極めて重要な意味を持ちます。
編集者の私見を述べさせていただくなら、技術的なミスをゼロにすることは容易ではありませんが、それを防ぐための仕組み作りこそがプロの仕事です。今回の事案を教訓として、社内の隅々にまで安全文化を浸透させることが、泊原発の信頼を取り戻す唯一の道となるでしょう。2019年11月09日現在、北電が進めるこの取り組みが、北の大地の安全をより強固なものにすることを切に願います。
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