イギリスのロンドンで開催されている、男子テニスの今季最終戦「日東電工ATPファイナルズ」は、2019年11月17日に熱狂の渦中で幕を閉じました。年間成績の上位8名のみが立つことを許されるこの最高の舞台で、ギリシャの若き才能、ステファノス・シチパス選手が見事な逆転劇を演じています。
決勝戦の相手は、世界ランキング5位の実力者ドミニク・ティエム選手でした。第1セットをタイブレークの末に落とす苦しい展開となりましたが、ここからのシチパス選手の集中力には目を見張るものがあります。第2セットを圧倒的な内容で取り返すと、最終セットも再びタイブレークへともつれ込む大接戦となりました。
最終的なスコアは6-7、6-2、7-6という、まさに死闘と呼ぶにふさわしい内容です。SNS上でも「次世代のスターがついに覚醒した」「最後まで目が離せない最高の名勝負」といった興奮の声が溢れ返っており、21歳という若さで頂点に立った彼の姿に、世界中のファンがテニス界の新しい夜明けを感じたことでしょう。
レジェンドを破った勢いそのままに!獲得賞金は約2億8700万円
今大会のシチパス選手を語る上で欠かせないのが、準決勝での戦いぶりです。彼は「生ける伝説」と称されるロジャー・フェデラー選手を相手に、ストレート勝ちを収めるという快挙を成し遂げました。この勝利で得た凄まじい自信と勢いが、決勝戦の土壇場でも彼を支え続けたのは間違いありません。
ちなみに、今回の優勝でシチパス選手が手にした賞金は、265万6千ドル、日本円にして約2億8700万円という破格の金額にのぼります。ATPファイナルズとは、プロテニス選手の1年間の集大成ともいえる大会であり、その格付けや獲得ポイント、賞金規模はグランドスラムに次ぐ重要性を誇るものです。
編集者の視点から言えば、これまで長く続いた「ビッグ3」による支配体制に、シチパス選手が大きな風穴を開けた瞬間だったと確信しています。華麗な片手打ちバックハンドを武器に、冷静かつ情熱的にプレーする彼のスタイルは、今後のツアーを牽引する象徴的な存在となっていくはずです。
弱冠21歳での戴冠は、多くの若手選手にとっても大きな希望となるに違いありません。技術面はもちろんのこと、フルセットのプレッシャーに耐え抜いたメンタル面の成長は驚異的です。これから彼がどのような歴史を築いていくのか、2019年以降のテニス界からますます目が離せなくなりそうですね。
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