侍ジャパン、韓国を破り世界一奪還!2019年プレミア12で見えた東京五輪への収穫と課題

野球ファンが固唾を呑んで見守った激闘が、最高の結末を迎えました。2019年11月17日、東京ドームで行われた「第2回WBSCプレミア12」の決勝戦において、日本代表「侍ジャパン」が韓国を5対3で下し、悲願の初優勝を飾りました。初回に3点を先制される苦しい展開でしたが、これを見事に跳ね返しての逆転劇に、SNS上では「これぞ日本の粘り強さ!」「手に汗握る最高の試合だった」と歓喜の声が溢れています。

この試合の立役者となったのは、盤石の安定感を誇る救援陣、いわゆる「リリーフ投手」たちです。先発投手が崩れた後、2回から登板した高橋礼選手をはじめ、6人の投手が無失点の完璧なリレーを披露しました。特に7回からの甲斐野央選手、山本由伸選手、そして守護神の山崎康晃選手という必勝パターンは、韓国打線を寄せ付けない圧倒的な投球を見せました。これには建山投手コーチも、四球が少なく三振も取れる計算の立つ投手が揃っている強みを強調しています。

スポンサーリンク

緻密な戦略と「選球眼」が手繰り寄せた逆転劇

今大会を通じて光ったのは、日本のお家芸とも言える「緻密な野球」です。2次ラウンド以降はすべての試合が2点差以内という極限の状態でしたが、そこを勝ち抜けた背景には、高い「選球眼」がありました。これは、相手投手が投げるボールがストライクかボールかを正確に見極める能力のことです。1試合平均5.5個もの四死球を選び、粘り強く出塁したことが、2回に出た山田哲人選手の逆転3ラン本塁打へと繋がりました。

また、足のスペシャリストである周東佑京選手の活躍も忘れてはなりません。豪州戦で見せた二盗、三盗という果敢な機動力は、まさに「代走一人で1点をもぎ取る」という日本らしい戦術の象徴でした。稲葉監督が大会を振り返り、「連打で得点するのは難しい。バントや機動力の重要性を再認識した」と語る通り、パワーだけではない日本独自の攻め方が、世界を相手に通用することを証明したと言えるでしょう。

東京五輪に向けた精鋭24人の選考への期待

世界一という栄冠を手にした侍ジャパンですが、視線はすでに2020年の東京五輪へと向いています。五輪では代表枠が今大会の28人から24人へと減少するため、より一層厳しい選考が予想されます。一人の選手が複数の役割をこなす汎用性や、不調の際でも代えが効かない状況をどう打破するか。今回の優勝で自信を深めた一方で、国際大会の初対面となる投手への対応など、攻撃面での課題も浮き彫りになりました。

個人的には、今回の大接戦を勝ち抜いた経験こそが、五輪本番での最大の武器になると確信しています。大会MVPに輝いた鈴木誠也選手の勝負強さはもちろん、浅村栄斗選手を後ろに置く柔軟な打順変更など、ベンチの采配も冴え渡っていました。この「結束力」があれば、自国開催の大舞台でも再び表彰台の頂点に立つ姿を見せてくれるはずです。最強の24人が誰になるのか、今後の若手の台頭を含め、一瞬たりとも目が離せません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました