日常のちょっとした不便を解消してくれる、新しいスタイルの店舗が北の大地に誕生します。大手コンビニチェーンのファミリーマートは、2019年11月26日に北海道初となる「コンビニエンスストアとコインランドリーの一体型店舗」を札幌市内にオープンさせることを発表しました。これまで近隣で営業していた既存の店舗を移転し、全く新しいコンセプトを掲げて再出発を図る形となります。
今回の出店における最大の注目ポイントは、何といっても「洗濯」と「買い物」の融合でしょう。従来のコインランドリーは、洗濯が終わるまで店内のベンチで手持ち無沙汰に過ごすのが一般的でした。しかし、この新店舗ではコンビニ内のイートインコーナーを自由に利用できるため、挽きたてのコーヒーを飲みながらスマートフォンを操作したり、軽食を楽しみながらゆったりと待ち時間を過ごせたりするのが魅力です。
無人24時間営業で忙しい現代人の味方に
併設されるコインランドリーは、関東圏で展開されている既存の8店舗と同様に「無人かつ24時間営業」というスタイルを維持しています。共働き世帯や単身者が増える中、夜中や早朝でも時間を気にせずに大量の洗濯物を片付けられるのは心強いですね。さらに、車社会である北海道の特性を考慮し、21台分の広々とした共用駐車場が完備されている点も見逃せません。
SNS上では「洗濯中に買い物が済ませられるのは合理的」「冬場の厚手の毛布を洗う時に、広い駐車場があるのは助かる」といった期待の声が数多く寄せられています。単なる「場所の共有」ではなく、生活動線を一つにまとめるという発想は、タイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代のトレンドに見事に合致していると言えるでしょう。
こうした異業種併設型の店舗は、ドラッグストア大手のツルハホールディングスなども積極的に導入しており、北海道内での需要は右肩上がりにあります。ファミリーマート側も「今回の札幌での出店を足がかりに、地方展開をさらに加速させたい」と意欲を見せており、私たちの暮らしの中に「コンビニで洗濯」という文化が定着する日もそう遠くないかもしれません。
個人的な見解を述べさせていただくと、この取り組みは「コンビニの滞在価値」を劇的に変える可能性を秘めていると感じます。これまでは目的の品を買ってすぐに出る場所でしたが、ランドリーがあることで「30分から1時間はそこに居る理由」が生まれます。サービスを多層化させることで、地域コミュニティの拠点としての役割はより強固なものになっていくはずです。
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