長野の知の拠点である信州大学工学部にて、私たちの暮らしに直結する「水」と「防災」をテーマにした刺激的な学びの場が幕を開けます。水環境・土木工学科が主催するこの連続特別講義は、2019年11月26日から全4回にわたって開催される予定です。近年、日本列島を襲う記録的な豪雨や深刻な水害は、もはや他人事ではありません。最新の工学技術がどこまで進化し、私たちの命を守る盾となり得るのか、その真髄に迫る貴重な機会となるでしょう。
かつての日本は、高度経済成長の影で深刻な水質汚染や慢性的な水不足、そして度重なる水害に悩まされてきました。しかし、先人たちは高度な技術を実用化することで、これらの難題を一つひとつ克服してきた歴史があります。今回の講義では、そうした過去の知見を土台にしつつ、現代の気候変動に伴う「新しい水の問題」に対し、最新技術がどのような解決策を提示できるのかを深く探求していく構成になっています。
危機管理のプロから学ぶ!意思決定を強化する知恵
記念すべき第1回は、2019年11月26日の午前9時からスタートします。講師には河川財団の理事長を務める関克己氏を招き、「自然災害時の危機管理における意思決定の強化」という非常に実践的なテーマで講演が行われる予定です。災害という極限状態において、いかにして迅速かつ正確な判断を下すのかというノウハウは、専門家のみならず一般市民にとっても極めて重要な知識といえます。
SNS上では、この講義に対して「事前登録不要で無料で聴けるのは非常にありがたい」「地域の防災力を高めるために参加したい」といった期待の声が上がっています。大学という場所が、専門的な研究を一部の層に留めるのではなく、地域社会へ開かれた学びのプラットフォームとして機能している点は非常に素晴らしい試みだと感じます。特に長野という水資源が豊かな土地において、こうした議論が行われる意義は計り知れません。
講義は第1回に続き、2019年12月3日、2019年12月17日、そして2019年12月19日と計4回実施されます。会場は長野市若里に位置する信州大学工学(長野)キャンパスです。土木工学とは、単に橋や道路を造るだけでなく、自然と共生しながら人々の安全な生活基盤を構築する「市民のための工学」です。この講義が、未来のインフラの在り方を考える大きなきっかけになることは間違いないでしょう。
コメント