シャオミ(Xiaomi)最新決算!スマホ苦戦も家電が爆発的成長、5Gと日本進出で見据える逆転劇の全貌

中国の技術革新を牽引するスマートフォン大手、小米(シャオミ)が2019年11月27日に発表した同年7月から9月期の決算は、同社の多角化戦略が鮮明に表れる結果となりました。売上高は前年同期比で5.5%増加し、536億元(日本円で約8300億円)に到達しています。一方で、主力のスマホ事業はシェア争いの激化により売上が7.8%減少しており、王座を守る戦いの厳しさが浮き彫りになりました。

スマホの苦戦を完璧にカバーしたのは、薄型テレビを筆頭とする「IoT生活家電事業」の驚異的な躍進です。IoTとは「Internet of Things」の略称で、家電をインターネットに繋いで便利に活用する仕組みを指しますが、この分野の売上高は44.4%増と爆発的に伸びました。SNSでは「もはやスマホメーカーではなく、総合家電の黒船だ」といった驚きの声が広がっており、その存在感は日々増しています。

利益面では、純利益が1.1%増の25億元と横ばいに見えますが、実態はよりポジティブです。同社が重視する、一時的な要因を除いた調整後の純利益は20.3%も増加しており、経営の健全性は着実に向上していると言えるでしょう。中国国内の経済成長が緩やかになる中で、売上高に占める海外事業の比率が48.7%と約半分に達している点は、グローバル企業としての底力を感じさせます。

スマホの販売台数に目を向けると、米IDCの統計で3%減の3210万台となりました。これは中国市場において、ライバルである華為技術(ファーウェイ)の圧倒的な勢いに押されたことが大きな要因です。しかし、戦略的に高級機種を投入したことで、平均単価は5%近く上昇しました。ブランドイメージを「安価な製品」から「高品質なプレミアム機」へと昇華させる、巧みな舵取りが垣間見えます。

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5G戦略と日本市場への本格参入で描く未来図

シャオミは今、次世代通信規格「5G」を武器にした反転攻勢の準備を整えています。5Gとは現行の4Gを遥かに凌ぐ超高速・低遅延の通信技術であり、同社は2019年12月に低価格な5G対応モデルを市場へ投入する予定です。さらに2020年には10機種以上のラインナップを計画しており、最新技術を民主化させるという同社のアイデンティティが、次世代通信の世界でも発揮されるに違いありません。

そして、私たち日本のユーザーにとって最も刺激的なニュースは、日本市場への正式進出でしょう。品質に厳しい日本市場でどこまで受け入れられるかが、今後の世界戦略を占う試金石となります。個人的には、スマホだけでなく、あのデザイン性に優れたIoT家電が日本のリビングを彩る日が来るのを、期待せずにはいられません。安かろう悪かろうの時代は終わり、シャオミが新しいライフスタイルを提示してくれるはずです。

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