【驚異の新素材】トヨタ系と京大が挑む「木から生まれた車」が2024年に実用化へ!燃費1割向上の衝撃

自動車業界に革命をもたらす、魔法のような新素材が注目を集めています。2019年11月29日、京都大学とデンソーなどの研究グループは、植物由来の次世代素材「セルロースナノファイバー(CNF)」を活用した自動車部品を、2024年にも実用化すると発表しました。

このCNFとは、木材などの繊維を10億分の1メートルという、目に見えないほど細かなナノ単位まで解きほぐして再構成したものです。鉄の5分の1という驚異的な軽さを持ちながら、強度はその5倍に達するという、まさに未来の材料と呼ぶに相応しい特性を備えています。

ネット上では「日本が誇る森林資源が宝の山に変わる」「車が軽くなるなら電気自動車の航続距離も伸びそうだ」と、大きな期待を寄せる声が上がっています。これまでの金属材料では到達できなかった領域の軽量化が、ついに現実のものになろうとしているのです。

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試作車で証明された圧倒的な軽量化と燃費性能

今回のプロジェクトには、デンソーやアイシン精機、トヨタ紡織といったトヨタグループの主要各社に加え、ダイキョーニシカワやイノアックコーポレーションなどの部品メーカーが名を連ねています。まさに日本の技術力を結集したオールジャパンの体制と言えるでしょう。

開発チームがエンジン周辺や内装など13カ所にCNF部品を採用した試作車を製作したところ、部品単位で最大5割、車全体では1割以上の軽量化に成功しました。車体が軽くなれば、それだけ走るためのエネルギーが少なくて済むため、燃費も約1割改善する見込みです。

環境省もこの動きを強力にバックアップしており、2020年度予算の概算要求では、二酸化炭素(CO2)削減効果の検証や企業の参入支援として、合計で40億円規模の予算を計上しました。国を挙げた新産業育成の決意が、こうした数字からも色濃く伝わってきます。

個人的な見解として、このCNFの実用化は単なる技術革新に留まらないと考えます。資源の乏しい日本において、国土の約7割を占める森林を「工業資源の拠点」へ変貌させる試みは、エネルギー安全保障の観点からも極めて重要な一歩となるに違いありません。

1兆円市場への挑戦とコストダウンの壁

CNFの潜在能力は軽量化だけではありません。競合する炭素繊維と比較して、熱を逃がしやすいという優れた放熱特性を持っています。熱を持ちやすい半導体やバッテリーを多く搭載する次世代車両にとって、この性質は大きなアドバンテージとなるはずです。

一方で、普及に向けた最大の壁は製造コストにあります。現在は1キログラムあたり1000円を超えていますが、研究グループは将来的にプラスチック並みの300円程度まで引き下げる目標を掲げています。量産技術の確立が、市場拡大の鍵を握るでしょう。

経済産業省の試算によれば、2030年には自動車向けだけで6000億円、全体では1兆円規模の市場になると予測されています。環境負荷を減らしつつ走行性能を高めるこの「木の車」が、数年後の公道を当たり前のように走る姿を見るのが、今から楽しみでなりません。

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