2019年11月01日、東京・豊洲の地にスポーツ界の常識を覆す画期的な施設が誕生しました。スポーツブランドの雄、アシックスが手掛ける「アシックス スポーツコンプレックス 東京ベイ」は、標高2000メートルから4000メートルに匹敵する「低酸素状態」を再現した世界最大級のトレーニングジムです。
SNS上では「短時間で追い込めるのが魅力」「都内で高地トレーニングができるなんて夢のよう」と、仕事に忙しいビジネスパーソンや効率を重視するトレーニーたちの間で早くも大きな話題を呼んでいます。ゆりかもめ線市場前駅から徒歩約2分という好立地も、通いやすさを後押ししているようです。
低酸素トレーニングとは、空気中の酸素濃度を意図的に下げることで、体に負荷をかける運動メソッドを指します。この環境下で30分ほど体を動かすだけで、平地での1時間から2時間に相当する運動効果が期待できると言われています。まさに、忙しい現代人にとって究極の「タイパ(タイムパフォーマンス)」を実現するサービスと言えるでしょう。
未知の体験!標高3000メートルの負荷を都心で実感
施設内にはランニングマシンだけでなく、プールやヨガスタジオも完備されています。窒素ガスを調整することで酸素濃度をコントロールしており、利用者は自分の目的や体調に合わせてエリアを選択可能です。さらに、運動後のリカバリーを助ける「高酸素ルーム」が併設されている点も、身体へのケアを忘れないアシックスらしい配慮です。
2019年11月18日、運動不足を自認する30代の記者がこの未知の環境に挑戦しました。まずは指先に血中酸素濃度を測定するセンサーを装着し、安全を確認しながら進めます。平地では「96」という数値だった記者が、標高2000メートル相当の部屋で軽く10分走ると、数値は「92」まで低下しました。
さらに過酷な標高3000メートルのエリアに足を踏み入れると、室内に入った瞬間に空気の薄さを肌で感じることになります。そこで同様のランニングを行うと、血中酸素濃度は「87」という驚きの数値を叩き出しました。専門家によれば、通常環境ではどれほど追い込んでも「90」を下回ることはまずないそうです。
私自身の見解としては、この「苦しいけれど疲れすぎない」という不思議な感覚こそが、継続の鍵になると確信しています。心肺機能への負荷は高いものの、関節や筋肉を酷使しすぎずに高いカロリー消費が狙えるため、メタボリックシンドロームの改善やダイエットを志す方には、これ以上ない強力な武器になるはずです。
プレミアムな価格設定に見合う「価値」の提供が鍵
気になる料金体系は、入会金が3万円、月会費は2万円(いずれも税別)と、一般的なフィットネスクラブと比較するとハイエンドな部類に属します。立命館大学との共同研究に基づいた科学的なパーソナルトレーニングを受けられる点は、他のジムにはない大きな付加価値と言えるでしょう。
現状ではプロ志向のアスリート利用が中心ですが、今後は一般層へどこまで浸透するかが注目されます。高価な会費を「時短への投資」と捉える層をどれだけ取り込めるかが、この壮大なプロジェクトの成否を分けるでしょう。未来の健康を先取りするこの挑戦から、目が離せません。
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