投資家の皆様が日々注目する企業の通信簿とも言える「業績予想」。2019年11月19日、注目の3社から今後の経営の行方を左右する重要な修正発表が行われました。今回の発表では、不動産業界から製薬、コンサルティングまで、多岐にわたる業種で大きな動きが見られます。
特に注目を集めているのが、マンション開発を手掛けるTHEグローバル社(3271)の動向です。同社が公開した数値によれば、2019年7月から12月までの期間は、売上高が67億円、経常利益が20億6500万円の赤字という厳しい局面を迎えています。しかし、2020年6月期の通期予想では、一転して16億4000万円の経常利益を見込んでいることが分かりました。
この「経常利益」とは、企業が本業だけでなく、利息の支払いなども含めて経常的に生み出す実力値としての利益を指します。前半の大きな赤字から一気呵成に黒字へと転換させるこの計画に対し、SNS上では「強気の巻き返しに驚いた」「後半の追い上げがどれだけ現実味を帯びるか注視したい」といった、期待と慎重さが入り混じった声が飛び交っています。
大手製薬とコンサル企業の配当戦略
一方で、安定した利益還元を求める投資家にとって見逃せないのが配当金の情報でしょう。田辺三菱製薬(4508)は、2019年10月から2020年3月までの期末配当を28円と予測しました。2019年3月期の実績である56円と比較すると、年間を通じた配当水準の維持に努める姿勢が見て取れます。
配当とは、会社が稼いだ利益の一部を株主に分配する現金のことで、投資の醍醐味の一つと言えます。製薬業界は研究開発に多額の投資が必要なため、利益のバランスをどう配分するかは経営陣の腕の見せ所です。SNSでは「安定した配当方針は長期保有の安心感に繋がる」といった好意的な反応が目立っています。
最後にご紹介するのは、環境コンサルタントの大手であるいであ(9768)です。2019年12月期の配当予想を30円としており、前年同期の20円(記念配当含む)から実質的な増額となる形です。着実な成長を感じさせるこの数字は、専門的な技術力を背景にした同社の堅実な経営基盤を象徴しているかのようですね。
編集者の視点から申し上げますと、今回の修正発表は各社の「攻め」と「守り」が明確に分かれた印象を受けます。THEグローバル社の劇的なV字回復シナリオが完遂されるのか、あるいは配当を維持・増額する企業が信頼を勝ち取るのか。2019年11月19日現在のこの数字が、明日の市場を熱くさせることは間違いありません。
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