北海道釧路市を拠点に、大型複合書店「コーチャンフォー」などの運営で知られるリラィアブルが、新たな事業領域へと舵を切ります。これまで地域の文化を支えてきた同社が、ついに生活雑貨事業への本格参入を決定しました。日々の暮らしを彩るアイテムが、私たちの街により身近な存在としてやってくるのです。
今回の参入にあたり、同社は東京・目黒に本社を置く「私の部屋リビング」とフランチャイズチェーン(FC)契約を締結しました。ここでいうフランチャイズ契約とは、本部からブランド名や経営のノウハウを借りて店舗を運営する仕組みのことです。これにより、洗練された雑貨のセレクションが釧路でも楽しめるようになります。
レンタル文化から「丁寧な暮らし」への転換
舞台となるのは、北海道釧路町に位置する「リラブ運動公園通り店」です。同店では、長らく地域の方々に親しまれてきたCD・DVDレンタル事業の「TSUTAYA(ツタヤ)」が、2020年初頭を目途に惜しまれつつも営業を終了する予定となっています。その広大な跡地を有効活用し、新しい価値を提供する空間へと生まれ変わらせる計画です。
1990年の開業以来、リラブ運動公園通り店は時代の変化とともに歩んできました。かつては釧路や根室、北見といったエリアで5店舗を展開し、娯楽の拠点として機能していたレンタル事業ですが、現在は動画配信サービスの普及により市場が大きく変化しています。今回の業態転換は、時代のニーズを捉えた英断と言えるでしょう。
気になる新店舗のオープン時期ですが、早ければ2020年2月から2020年3月ごろを目指して準備が進められています。SNS上では「レンタルがなくなるのは寂しいけれど、おしゃれな雑貨店ができるのは嬉しい」「贈り物を探す場所が増えて助かる」といった、期待と時代の移ろいを感じる声が早くも寄せられているようです。
編集者の視点:地域に根ざした「体験型店舗」の可能性
今回のリラィアブルの決断は、単なるテナントの入れ替え以上の意味を持っています。ネットショッピングが当たり前になった今、実店舗に求められるのは「偶然の出会い」や「手に取る楽しさ」です。上質な雑貨を扱う「私の部屋」の導入は、店舗を訪れること自体を目的とするファンを増やすきっかけになるに違いありません。
個人的には、書籍と雑貨の親和性の高さに注目しています。本を選んだ後に、その物語に合う食器やインテリアを眺める時間は、地方都市における豊かなライフスタイルの提案に繋がるはずです。2019年12月03日の発表を受け、地域の方々の生活がより彩り豊かなものへと進化していく様子を、今後も注視していきたいと考えています。
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