難波の新たな象徴!隈研吾氏デザインの「ホテルロイヤルクラシック大阪」が2019年12月1日に誕生

大阪・ミナミの街並みに、かつてない存在感を放つ新たなランドマークが姿を現します。冠婚葬祭大手のベルコが、旧新歌舞伎座の跡地に「ホテルロイヤルクラシック大阪」を2019年12月1日にオープンさせることが決定しました。近年、宿泊機能に特化したビジネスホテルの建設ラッシュが続いていますが、あえて宴会場や結婚式場を完備した「フルサービス型」のスタイルで挑む姿勢に、業界内でも大きな注目が集まっています。

このプロジェクトの最大の目玉は、世界的な建築家として名高い隈研吾氏が手掛けた、芸術的な外観デザインにあります。旧新歌舞伎座の伝統を継承した「唐破風(からはふ)」と呼ばれる、弓状の独特な屋根の装飾が現代的な高層ビルと見事に融合しました。SNS上では「新歌舞伎座の面影が残っていて感動した」「ミナミの風景が一変する」といった期待の声が続々と寄せられており、早くも写真映えする新名所としての地位を確立しそうな勢いです。

2019年11月14日に大阪市内で行われた記者会見において、宇佐美勝也総支配人は、難波が交通の要衝であることを強調されていました。観光拠点としての宿泊需要だけでなく、伝統と格式を重んじる宴会需要の両方を取り込めるという確信が、今回の出店背景にはあるようです。ベルコにとって全国で3カ所目のホテル経営となりますが、2020年1月には大阪メトロ御堂筋線なんば駅と地下で直結する予定もあり、その利便性は極めて高いと言えるでしょう。

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伝統とモダンが交差する、富裕層をターゲットにした贅沢な空間

全150室を誇る客室は、スタンダードダブルでも1室31,000円からという価格設定になっており、国内外の富裕層をメインターゲットに据えています。私は、この強気の価格設定こそが、難波エリアのブランディングを一段上のステージへ引き上げる鍵になると考えています。単なる通過点としての難波ではなく、「滞在すること自体が目的となる」ような、質の高いサービスと体験を提供できるかが今後の評価を分けることになるはずです。

さらに、大小12もの宴会場と2つの結婚式場を備えている点は、現代のトレンドに対する挑戦的な試みとも言えます。現在、結婚式を挙げない「ナシ婚」の増加や、一軒家を貸し切る「ハウスウエディング」の人気、さらには企業の宴会規模縮小など、厳しい逆風が吹いているのは事実です。しかし、これほど象徴的なデザインと歴史性を持つ場所であれば、特別な日を演出したい層にとって、他にはない強力な選択肢となるのではないでしょうか。

「フルサービス型ホテル」とは、宿泊以外にもレストラン、宴会、婚礼、フィットネスなど、滞在中に必要なあらゆるサービスを館内で完結できる施設を指します。多様化するニーズに対し、画一的な宿泊特化型では得られない「おもてなしの深さ」をどう表現するのか。2019年12月1日のグランドオープン以降、この巨大な新歌舞伎座の魂を引き継ぐホテルが、どのようにミナミの夜を彩っていくのか目が離せません。

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