2019年9月30日に惜しまれつつも幕を閉じた、JR甲府駅前の象徴「山交百貨店」。その跡地の行方に大きな注目が集まっていましたが、ついに家電量販店大手のヨドバシカメラが進出することが2019年12月6日までに明らかとなりました。
同社は百貨店の経営会社との間で土地と建物の売買契約を締結しており、山梨県内では記念すべき第1号店となります。具体的な開業時期は未定ですが、これによって甲府駅周辺の風景が大きく塗り替えられることは間違いありません。
SNS上では「ついに甲府にもヨドバシがくるなんて最高!」「駅前がまた賑わいそうで嬉しい」といった歓喜の声が溢れる一方で、歴史あるデパートの姿が変わることに一抹の寂しさを感じる地元ファンも多いようです。
百貨店の歴史を継承し、新たな都市のポテンシャルを引き出す
山交百貨店は1954年に「甲府松菱」として誕生して以来、半世紀以上にわたって県民に親しまれてきた老舗です。地上5階、地下4階という広大な規模を誇り、閉店直前まで地域の商圏を支え続けてきました。
今回、ヨドバシカメラ側は「以前から山梨県内での出店場所を模索していた」と明かしています。現在の地方都市における駅前商業は、郊外型店舗の台頭により厳しい側面があるのも事実でしょう。
しかし、同社は甲府駅前という立地を「集客の見込める高い潜在能力(ポテンシャル)がある」とポジティブに捉えています。ポテンシャルとは、その場所が持つ隠れた可能性や将来的な価値を指す言葉です。
私は、今回の進出が単なる店舗の入れ替えに留まらないと考えています。専門性の高い家電量販店が駅前の核となることで、若い世代の流入や、鉄道利用者の回遊性が劇的に向上する起爆剤になるはずです。
百貨店という「高級感・贈答品」の文化から、家電という「日常・利便性」へのシフトは、現代のライフスタイルに合致した賢明な選択と言えます。今後の改装を経て、どのような活気ある空間に生まれ変わるのか、期待に胸が膨らみますね。
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