広島県福山市のスポーツシーンが、新たな彩りと共に生まれ変わろうとしています。2019年12月06日、市内の主要なスポーツ3施設のネーミングライツ(命名権)について、福山通運株式会社と株式会社エブリイがそれぞれ取得したことが、市から公式に発表されました。
ネーミングライツとは、自治体が所有する施設の名称を付与する権利を企業などに売却する仕組みのことで、得られた収益は施設の維持管理やサービスの向上に役立てられます。今回の決定により、地元に根付いた有力企業が公共施設の名前を背負うことになり、地域への貢献意欲の高さが改めて示されました。
具体的には、2020年04月01日から5年間にわたって新しい愛称が適用される予定です。まず、緑町公園内にある屋内競技場は「福山通運ローズアリーナ」へと名称が変わります。市の花である「バラ」を冠したこの名前は、市民にとって親しみやすく、地域への誇りを感じさせる素敵な響きを持っているのではないでしょうか。
さらに、竹ケ端運動公園内の陸上競技場は「福山通運ローズスタジアム」と名付けられました。物流大手として全国に知られる福山通運が、地元福山の象徴的なスポーツ拠点をダブルでサポートする形となり、SNS上でも「地元愛を感じる」「呼びやすくて良い」といった期待の声が広がっています。
一方、同公園内の野球場については、スーパーマーケットを展開する地元企業のエブリイが取得し、「エブリイ福山市民球場」という新しい愛称に決定しました。食を通じて生活を支える企業が、今度はスポーツの舞台を盛り上げるパートナーとなることで、より活気あるスタジアムへと進化することが期待されます。
編集者の視点から言えば、今回のような地元企業による命名権取得は、単なる名称変更以上の価値があると感じます。企業と自治体が手を取り合うことで、施設がより身近な存在になり、若者からお年寄りまでがスポーツを楽しむ機会が増える、そんなポジティブな循環が生まれることを願って止みません。
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