ビジネスSNSの旗手として知られるウォンテッドリーが、個人のキャリア形成を強力に後押しする画期的な新機能をリリースしました。2019年12月06日、同社はオンライン教育の受講歴や取得資格をプロフィールに直接反映できる仕組みを開発したと発表しています。この機能の最大の特徴は、提携する教育機関からの「公認」を得た情報として表示される点にあり、個人のスキルを客観的に証明する強力な武器となるでしょう。
具体的には「認証プロフィール追加ボタン」という仕組みが導入されます。これは「API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」と呼ばれる、異なるソフトウェア間でデータを共有するための技術を活用したものです。利用者は教育機関のサイト上でボタンをクリックするだけで、自身のウォンテッドリー上の経歴に、受講内容や習得した技術をシームレスに追加できるようになります。
SNS上では、さっそく「独学の成果を証明するのが難しかったから、これは嬉しい」「プロフィールの信頼性が格段に上がる」といった期待の声が寄せられています。特に、自分の専門性をアピールしたいエンジニアやデザイナーの間で大きな注目を集めているようです。今後は、個人の「自称」ではなく、組織による「裏付け」があるかどうかが、ビジネスにおける信頼の新たな基準となっていくに違いありません。
青いチェックマークが信頼の証に!広がるオンライン学習の価値
この新機能によって追加されたスキルや資格の横には、正式な認定を証明する「青いチェックマーク」が表示されます。これにより、第三者が一目でその情報の正確性を確認できるようになりました。2019年12月06日の時点ですでに、IT人材育成で名高いデジタルハリウッドや、ビジネスリーダーを輩出するグロービスとの連携が決定しており、実務に直結する学びがダイレクトに評価に繋がります。
オンライン教育市場は年々拡大しており、2019年度の国内eラーニング市場は2279億円に達する見通しです。時間や場所を選ばない学び方が定着する一方で、その成果をどう証明するかが課題となっていました。今回の取り組みは、経歴詐称を未然に防ぐ防波堤としても機能するでしょう。学ぶ意欲のある個人にとって、自身の努力が可視化されることは、学習を継続するための大きなモチベーションになるはずです。
私は、この取り組みが日本の「採用のあり方」をより健全なものに変えると確信しています。これまでの就職活動では、学歴や職歴といった過去の肩書きが重視されがちでした。しかし、この「お墨付き」機能が普及すれば、現在進行形で磨いている「生きたスキル」が正当に評価されるようになります。企業にとっても、候補者が持つ真の能力を見極めるための、非常に有効な判断材料になるでしょう。
ウォンテッドリーは今後1年間で、連携機関を100団体まで増やす計画を立てています。ダイレクトリクルーティングやスカウト型採用が主流となりつつある今、自身の強みをデジタル上で賢く証明することは、ビジネスパーソンにとって必須の戦略となります。この「お墨付き」を味方につけることで、理想のキャリアを引き寄せるチャンスが、より多くの人に広がっていくことを願ってやみません。
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