東芝が仕掛けるIoT「逆輸入」戦略!三井物産と挑む海外発のデジタル革命とCPSの未来

名門・東芝が、世界を舞台に「IoT」事業の快進撃をスタートさせています。2019年11月20日現在、同社は三井物産と強力なタッグを組み、海外の工場やプラントで最先端システムの実績を次々と積み上げているのです。IoTとは「Internet of Things」の略称で、あらゆるモノがインターネットに接続され、情報をやり取りする仕組みを指します。

日本国内では、自社の貴重なデータを外部へ開放することに慎重な企業が少なくありません。そこで東芝は、まず海外で成功事例を構築し、それを日本国内へ「逆輸入」するという極めて合理的な戦略を打ち出しました。SNS上でも「東芝のデジタルシフトは本気だ」「三井物産のネットワークを活用するのは賢い選択」といった期待の声が寄せられています。

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スペインからドイツへ!AIが支える超精密検査の衝撃

具体的な取り組みの一つが、自動車プレス部品で世界的なシェアを誇るスペインのゲスタンプ社との連携です。2019年10月より、同社のドイツ工場においてAIを用いた検査技術の実証実験が始まりました。カメラでの撮影に加え、部品が変形する際の微弱な音波をセンサーで感知し、人工知能が瞬時に不良品を見つけ出すという驚きのシステムです。

これまでは熟練の検査員が目視でチェックしていましたが、この新技術によって見落としのリスクを大幅に軽減できるでしょう。一人前の検査員を育てるには数年を要すると言われていますが、AIの導入は技術の平準化にも大きく貢献するはずです。この実験は2020年3月まで継続され、その成果は世界中の工場へと波及していくことが期待されています。

鉄道から発電所まで!CPSが切り拓く東芝の新たな黄金期

東芝の挑戦は製造現場に留まりません。イギリスの鉄道会社ではAIによる運行ダイヤ策定支援を開始し、メキシコの火力発電所では設備の故障リスクを早期に発見する実証実験も控えています。これらは「サイバー・フィジカル・システム(CPS)」と呼ばれる、現実の世界をデジタル空間に再現してシミュレーションを行う次世代技術の結晶です。

かつての経営危機を乗り越え、ハードウェアとデジタルを融合させたCPSを成長の柱に据えた東芝の姿には、底知れぬ力強さを感じます。個人的には、独自の技術力を持つ東芝が商社の情報網を得たことは、最強のエンジンに最高級の燃料を注いだようなものだと確信しています。日本発の技術が世界のインフラを最適化していく未来が、すぐそこまで来ています。

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