【エコプロ2019速報】脱プラ新時代へ!日本製紙やP&Gが挑む「海洋プラごみ」ゼロへの革新的アイデア

2019年12月05日から2019年12月07日までの3日間、東京ビッグサイトにて国内最大級の環境展示会「エコプロ2019」が開催されました。21回目を迎えた今回の大きなテーマは、世界的な課題となっている「海洋プラスチックごみ問題」です。会場にはビジネス関係者のみならず、熱心にメモを取る小中学生の姿も多く見られ、次世代を担う子供たちの環境意識の高さが伺えました。SNS上でも「企業の技術力で環境が変わる瞬間を見た」といった期待の声が寄せられています。

今回の展示で特に来場者の目を引いたのが、プラスチックの代替素材として注目を浴びる紙製品の進化でしょう。日本製紙が披露した「シールドプラス」は、従来の紙の常識を覆す画期的な包装材です。通常、紙は酸素や湿気を通しやすい性質がありますが、この素材は独自の技術で高いバリア機能を備えています。中身の鮮度を保ちつつ、豊かな香りを閉じ込めることが可能なため、食品業界からの熱い視線が注がれているのです。

実際にこの「シールドプラス」は、2019年03月より岐阜市の老舗菓子メーカーである長良園の包装材として採用されています。こうした「生分解性」を持つ素材、つまり微生物の力によって最終的に水と二酸化炭素に分解される性質の製品が普及すれば、環境負荷は劇的に軽減されるはずです。同社の内村元一氏は、量産化によってコストをプラスチック並みに抑えたいと語っており、その志には私も編集者として深い感銘を受けました。

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再利用から循環へ!P&Gや王子HDが示す新しい消費のカタチ

消費財大手のP&Gジャパンも、驚くべきアプローチで脱プラを推進しています。同社は米テラサイクル社と協力し、国内の海岸で回収した約6トンのプラスチックごみを原料の一部に活用した台所用洗剤「JOY Ocean Plastic」を発売しました。ボトルの原料に25%もの海洋プラごみを使用しながら、製品としてのクオリティを維持する技術力には驚かされます。ゴミを資源として捉え直すこの試みは、持続可能な社会への大きな一歩といえるでしょう。

さらに、使い捨て文化からの脱却を目指す新サービス「Loop(ループ)」への参加も表明されました。これは2020年から日本で実証実験が予定されている、ガラスや金属製の容器を回収・洗浄して再利用する画期的な仕組みです。かつての「牛乳瓶」のような循環型モデルを現代の技術でアップデートする取り組みは、消費者のライフスタイルそのものをより豊かで責任あるものへと変えていく可能性を秘めているのではないでしょうか。

製紙大手の王子ホールディングスも、プラスチック製が主流だったコーヒーカップの蓋を、パルプ100%の紙製で開発し展示しました。水や熱に強いこの製品は、既に海外での展開を始めており、日本への導入も期待されています。ほかにもライオンが再生プラスチックを用いたボトルを展示するなど、大手各社が足並みを揃えて環境対策を加速させています。利便性を損なわずに地球を守る、そんな企業の知恵が未来を明るく照らしています。

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