【函館お節2020】イカの街が贈る珠玉の二段・三段重!中小14社が挑む「水産王国」の逆襲

北海道の冬を代表するグルメの街、函館から、新年を彩る驚きのおせち料理が登場しました。地元の中小企業14社が手を取り合い、2020年の幕開けを飾るべく共同開発した「函館お節」です。このプロジェクトの最大の目玉は、なんといっても一段まるごとイカ料理で埋め尽くした「イカの重」という大胆な試みでしょう。

かつてないほど贅沢にイカを盛り込んだ背景には、近年の函館港における深刻なイカの不漁があります。地元の水産業界に暗い影を落とす厳しい現状を打破し、再び活気を取り戻したいという職人たちの熱い想いが、この重箱には詰め込まれているのです。伝統の味である「イカめし」から、酒の肴に最適な「塩辛」や「かす漬け」まで、まさにイカ尽くしのラインナップとなっています。

今回、企画の旗振り役を務めたのはエムティーコーポレーションという企業です。そこに「布目」や「山大」といった地元を代表する水産加工のプロフェッショナル、さらにはこだわりの和菓子店までもが参画しました。各社が一番の自信作を持ち寄ることで、一つの重箱の中に函館の食文化の神髄が凝縮されたといっても過言ではありません。

SNS上では、この「イカの重」というパワーワードに対し、「お酒が止まらなくなりそう」「これぞ函館のソウルフードだ」といった期待の声が数多く寄せられています。不漁という逆境を逆手に取り、あえてイカを前面に押し出した戦略は、地元のファンのみならず全国の食通たちの関心を強く惹きつけている様子が伺えますね。

外装にも妥協はありません。黒地の重箱には、函館山から望む美しい夜景が豪華な金色で描かれており、地元の企業がデザインと製作を手掛けています。視覚的にも「函館らしさ」を堪能できる仕上がりは、新年の食卓に相応しい華やかさを添えてくれることでしょう。地域の絆が形になった、まさに「オール函館」の結晶といえる逸品です。

価格は、二段重が1万2000円、さらに豪華な三段重が1万8000円(いずれも税・送料別)で展開されています。限定300個の枠が埋まり次第終了となりますが、最終的な申し込み期限は2019年12月17日に設定されています。一過性の商品ではなく、地元を愛する心が詰まったこのおせちが、水産業界の新たな希望の光となることを期待せずにはいられません。

私個人の意見としては、このように競合他社が手を取り合う「共創」の形こそ、地域再生の鍵だと感じます。単なる商品の販売に留まらず、パッケージのデザインに至るまで地元企業で完結させる徹底ぶりには、函館プライドの真髄を見ました。逆境の中でこそ輝く職人たちの心意気を、ぜひ全国の方々に味わっていただきたいものです。

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