島根県邑南町を拠点に活動する「中国山地編集舎」が、地域社会に新たな風を吹き込もうとしています。島根県在住の研究者や自治体職員、そしてジャーナリストといった多彩な顔ぶれが集結し、中国山地の未来を共に描くムック本『みんなでつくる中国山地』を企画しました。この意欲的なプロジェクトの門出を祝し、2020年1月12日に発刊記念シンポジウムが華々しく開催される予定です。
シンポジウムの舞台となるのは、豊かな自然に囲まれた邑南町の施設「いこいの村しまね」となります。当日は、中国地方の各地で地域活性化に尽力するフロントランナーたちが一堂に会する「円卓会議」が予定されており、熱い議論が交わされることでしょう。さらに、多角的な視点から地域の可能性を探るパネルディスカッションも実施され、参加者にとって刺激的な一日になることは間違いありません。
開催時間は2020年1月12日の午前11時から午後4時30分までとなっており、じっくりと対話を深める構成です。参加費は2000円に設定されていますが、地域を愛する人々が直接つながり、知恵を出し合う場の価値を考えれば、非常に有意義な投資と言えるでしょう。SNS上でも「これからの山間地域のあり方を提示してくれるはず」といった期待の声が早くも寄せられており、注目度の高さがうかがえます。
また、今回のプロジェクトの幕開けを告げる準備号、通称「狼煙(のろし)号」が、2019年12月21日にいよいよ刊行されます。B5判で200ページというボリュームを誇り、価格は2000円(税別)です。島根県内の主要な書店などで取り扱いが始まるため、シンポジウムへの参加を検討している方は、まずこの一冊を手に取って、彼らが掲げるビジョンに触れてみるのがおすすめでしょう。
「中国山地編集舎」が目指す、自律的な地域づくりのカタチ
ここで注目したいのが、発行母体である「中国山地編集舎」の存在です。彼らは単なる出版組織ではなく、現場の知恵と専門的な知見を融合させる「プラットフォーム(基盤)」としての役割を担っています。行政任せではなく、住民や専門家が主体となって情報を発信し、ネットワークを構築する姿勢こそ、人口減少社会における持続可能な地域運営の鍵を握ると私は確信しています。
昨今、地方創生という言葉が叫ばれて久しいですが、真に求められているのは、その土地の文脈を理解し、外からの視点も取り入れた「編集力」ではないでしょうか。今回の「狼煙号」というタイトルには、現状に甘んじることなく変革の合図を送るという強い決意が感じられます。このシンポジウムから生まれる新しい繋がりが、中国山地全体を明るく照らす光になることを期待せずにはいられません。
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