欧州最高峰の舞台、チャンピオンズリーグの熱戦が繰り広げられる中、日本代表アタッカーの伊東純也選手が所属するゲンクは、2019年12月10日にイタリアの名門ナポリと激突しました。結果は0対4という厳しいスコアでの敗北となり、チームはグループ最下位での敗退が決定しています。
試合後の伊東選手は、大敗という結果にもかかわらず、どこか晴れやかな表情を見せていたのが印象的でした。自身のパフォーマンスについては、手応えを感じていたようで「個人的には調子も良く、チャンスも作れていた」と振り返り、世界レベルの守備陣を相手にしても自身の武器が通用したことを示唆しています。
しかし、勝負を分けたのはゴール前での精度、いわゆる「決定力」の差でした。チャンスを確実に仕留める強豪の執念に屈した形ですが、彼はその差を潔く認めています。SNS上では「伊東のスピードはCLでも脅威だった」「結果は残念だけど、欧州のトップ層と渡り合う姿に勇気をもらった」といった熱いエールが相次いで送られました。
王者リバプールとの激闘を経て得た「進化への種」
今回の1次リーグにおいて、ゲンクは過酷なグループに組み込まれました。昨シーズンの王者であるリバプールや、南野拓実選手が躍動したザルツブルクといった、インテンシティ(プレーの強度や激しさ)が極めて高いチームとの対戦を余儀なくされたのです。
ベルギー国内のリーグ戦では決して味わうことのできない、極限状態での真剣勝負は、彼にとってかけがえのない財産となりました。伊東選手は「強豪との戦いは間違いなくプラスになる。いい経験になった」と前向きに語っており、この敗戦を単なる「負け」ではなく、次なるステップへの「肥料」として捉えているようです。
私自身の視点から言えば、最下位という結果以上に、伊東選手が世界のトップ・オブ・トップを相手に物怖じせず、自身のプレースタイルを貫いた点に大きな価値があると感じます。欧州CLという「特別な教科書」で学んだことは、今後、日本代表としての活動や自身のキャリアにおいて、計り知れない成長をもたらすに違いありません。
2019年12月11日現在、チームの欧州での冒険はここで幕を閉じますが、この経験を胸に刻んだ伊東選手が、次にどのレベルまで駆け上がっていくのか楽しみでなりません。悔しさを力に変える彼の背中を、これからも注視していくべきでしょう。
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