環境保護への意識が世界的に高まる中、流通大手のイオンモールが「脱プラスチック」の歩みを一気に加速させています。2019年11月から、ベトナムにあるすべての商業施設において、フードコートで使用するストローを紙製や米由来の素材へと段階的に切り替え始めました。地球規模での課題となっているプラスチックごみ問題に対し、業界を牽引する企業として非常にスピーディーな決断を下したといえるでしょう。
SNS上では「ついにイオンも動き出したか」「紙製は少し使い心地が気になるけれど、環境のためなら応援したい」といった期待の声が多く寄せられています。一方で「他の食器はどうなるのか」という鋭い指摘も見受けられ、消費者の関心の高さが伺えます。企業がこうした個々の声にどう応えていくのか、今後の展開に注目が集まっています。ベトナムでの先駆的な取り組みは、アジア圏全体の環境意識を底上げする起爆剤になるはずです。
日本国内でも実験開始!2020年には全142施設へ拡大
日本国内に目を向けると、すでに埼玉県越谷市のイオンレイクタウンの一部や、千葉市のイオンモール幕張新都心において、紙製ストローへの切り替え実験がスタートしています。2019年12月11日現在の計画では、これらの成果を踏まえ、2020年中には国内全142施設へと導入範囲を広げる予定です。約110店舗にのぼるフードコートやレストランに対し、イオンモール側が資材を提供するという手厚いサポート体制を整えています。
ここで注目したいのが「脱プラスチック(脱プラ)」という言葉の重みです。これは石油由来のプラスチック使用を減らし、海洋汚染の防止や二酸化炭素排出量の削減を目指す活動を指します。政府も2020年7月にはレジ袋の有料化を義務付ける方針を固めており、私たちのライフスタイルは今、大きな転換点を迎えています。単なるトレンドではなく、持続可能な社会を作るための不可欠なステップだといえるでしょう。
イオンモールの吉田昭夫社長は、東南アジアでの消費者意識の変化を敏感に察知し、環境対応が事業成長の鍵であると断言しています。ストローの変更はあくまで第一弾に過ぎず、今後はカップや食器類、さらにはレジ袋の有料化についても出店企業と連携して検討していく方針です。私たちが毎日利用するモールからプラスチックが消えていく光景は、未来の当たり前を創る大切な一歩になると私は確信しています。
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