2019年12月10日、韓国の釜山にてサッカーファンの熱い視線が集まる「東アジアE-1選手権」がついに幕を開けました。2年に1度の周期で開催されるこの大会は、東アジアの王座を懸けた意地とプライドがぶつかり合う真剣勝負の場です。3大会ぶりの覇権奪還を狙う男子日本代表「森保ジャパン」は、初戦で中国と対戦し、2対1で見事に接戦を制しました。新星の台頭を感じさせる鮮やかな勝利に、スタジアムは興奮の渦に包まれています。
今回の代表メンバーは、横浜F・マリノスのMF遠藤渓太選手をはじめとする2020年東京五輪世代の若手と、サンフレッチェ広島のDF佐々木翔選手ら経験豊富な中堅選手が融合した「混成チーム」となっています。SNS上では「新しい才能が見られるのが楽しみ」「五輪世代がどこまで通用するかワクワクする」といった期待の声が続々と上がっており、世代交代の過渡期にある日本サッカー界にとって、非常に重要な意味を持つ一戦となりました。
試合は3バックという、守備の安定感と攻撃の推進力を両立させる戦術でスタートしました。左サイドで起点となった遠藤選手が幾度となくチャンスを演出し、迎えた2019年12月10日の前半29分に均衡が破れます。北海道コンサドーレ札幌のFW鈴木武蔵選手が、待望のフル代表初ゴールを記録したのです。泥臭くも執念で押し込んだ先制点は、日本チームに大きな勇気と勢いをもたらし、若きエースの誕生を予感させる瞬間でした。
盤石の追加点と次戦への期待
後半に入ると、中国代表もシンプルなロングボールを多用して反撃を試みますが、日本の守備陣は冷静に対応し続けました。そして2019年12月10日の後半24分すぎ、セットプレーから追加点が生まれます。コーナーキックのチャンスに、ガンバ大阪のDF三浦弦太選手が力強いヘディングシュートを叩き込み、リードを2点に広げました。ディフェンスの要である選手が得点に絡む展開は、チームとしての完成度の高さを証明しています。
試合終了間際には、中国の董学升選手に1点を返されるというヒヤリとする場面もありましたが、そのまま逃げ切って試合終了のホイッスルを迎えました。FIFA(国際サッカー連盟)が発表する最新ランキングでは、28位の日本に対して中国は75位という開きがありますが、数字以上の激しさを感じさせる好ゲームでした。1点差に迫られた展開については「最後まで集中を切らさないでほしい」というファンの厳しい声もありつつ、初戦を勝ち切った意義は極めて大きいでしょう。
森保一監督が率いる日本代表は、この後2019年12月14日に香港、そして12月18日には宿敵・韓国との対戦を控えています。今回のような「混成チーム」では、個々の連携が試合を重ねるごとに熟成されていく過程が醍醐味です。私個人としては、今回の勝利で得た自信を胸に、若手たちがさらに野心的なプレーを見せてくれることを期待しています。東アジアの頂点まであと2勝、彼らの進化から一瞬たりとも目が離せません。
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