徳島とアジアのハブである香港をダイレクトに繋ぐ季節定期便が、2019年12月11日に待望の就航を迎えました。キャセイパシフィック航空のグループ傘下であるキャセイドラゴン航空が、週に2往復のペースで運航を手がけます。この路線は徳島の豊かな自然や食を求めるインバウンド客だけでなく、香港を経由して世界へ羽ばたく旅行者の利便性を高める存在として、大きな期待を集めているのです。
今シーズンは2020年03月28日までの期間、毎週水曜日と土曜日に空の旅を楽しむことができます。使用される機体は、安定した飛行性能に定評のあるエアバスA320型機で、全162席が用意されました。当初は2019年11月09日の開始を予定していましたが、現地の情勢不安により約1ヶ月の延期を余儀なくされた経緯があります。それだけに、今回の無事な就航は関係者にとっても感慨深い瞬間となったはずです。
情勢の影響を乗り越え、通年運航という大きな夢へ
注目の初便は、2019年12月11日の午後1時50分に徳島空港へと舞い降りました。香港からの観光客116人を乗せた機体は、折り返し便でも102人の乗客を乗せて出発しています。合計搭乗率は6割台という滑り出しになりましたが、これは香港で続く大規模デモの影響が影を落としていると言えるでしょう。「インバウンド」とは外来観光客を指しますが、路線維持には日本から海外へ向かう「アウトバウンド」の活性化も欠かせません。
SNS上では「徳島から香港へ直行できるのは本当に便利」「早く現地の状況が落ち着いて、安心して旅行を楽しみたい」といった、期待と不安が入り混じった声が数多く寄せられています。昨年度は8割を超える驚異的な搭乗率を記録した実績があるだけに、ポテンシャルは極めて高いと言えます。徳島県は、今回の季節運航で着実な成果を積み上げることにより、悲願である「通年での定期便化」を成し遂げたい考えです。
編集者の視点から見れば、この路線は単なる移動手段ではなく、徳島の魅力を世界へ発信する「生命線」であると感じます。厳しい情勢下でのスタートとなりましたが、逆風を跳ね返すような独自のプロモーションが今こそ求められているのではないでしょうか。徳島の阿波踊りや鳴門の渦潮といったキラーコンテンツが、香港の旅好きたちの心を再び掴む日はそう遠くないと私は確信しています。
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