中国の広州で開催されているバドミントンのワールドツアー(WT)ファイナルズは、2019年12月12日に大会2日目を迎え、手に汗握る熱戦が繰り広げられました。この大会は、年間のツアー成績上位者のみが出場を許される、まさに真の実力者だけが集う最高峰の舞台です。
女子シングルスB組では、日本のエースである奥原希望選手(太陽ホールディングス)が、タイのブサナン・オンバムルンパン選手と対戦しました。奥原選手は、持ち前の粘り強いフットワークと緻密な戦略を武器に、終始試合をコントロールする展開を見せました。
結果は2対0のストレートで見事に勝利を収め、開幕から負けなしの2連勝を飾っています。彼女の安定感は群を抜いており、ネット上でも「異次元のスタミナ」「見ていて安心感が違う」といった称賛の声がSNSを通じて世界中に拡散されている状況です。
一方、女子ダブルスA組に出場している「フクヒロ」こと福島由紀選手、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)も、地元・中国のペアを相手に凄まじい逆転劇を見せてくれました。完全アウェーの空気感に飲まれることなく、第1ゲームを落としても動じない精神力には脱帽です。
最終的に逆転勝利を掴み取った彼女たちは、これで2連勝と波に乗っています。バドミントンにおけるダブルスは、2人のコンビネーションが勝敗を分ける鍵となりますが、フクヒロ組の流れるような連携は、まさに職人技といっても過言ではないでしょう。
しかし、世界の壁は決して低くはありません。女子ダブルスB組の永原和可那選手、松本麻佑組(北都銀行)は、韓国ペアを相手に惜しくも逆転負けを喫してしまいました。これで通算成績は1勝1敗となり、決勝トーナメント進出の行方は次戦に託される形となっています。
バドミントンのワールドツアー(WT)ファイナルとは、年間の全大会を通じて獲得したポイントの上位8名(または8組)だけが招待される、シーズンを締めくくる総決算のトーナメントです。ここで勝つことは、世界ランキング1位に相当する名誉を手にすることを意味します。
編集者としての私見ですが、近年の日本代表の躍進には目を見張るものがあります。かつては特定種目のみが強かった印象ですが、現在はシングルス・ダブルス共に層が厚く、どの試合を観戦しても世界トップレベルの技術を堪能できる贅沢な時代が到来したと感じます。
明日以降の試合でも、奥原選手の精密機械のようなショットや、ダブルス陣の力強いスマッシュが炸裂することに期待しましょう。2019年の最後を飾るこの大会で、日本勢が表彰台の頂点を独占する瞬間を、多くのファンが今か今かと待ちわびているはずです。
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