投資家の皆様、2019年12月も中旬に差し掛かり、各企業の業績見通しが続々と発表されています。今回は、2019年12月07日に公開された最新の業績予想修正と配当情報にスポットを当てました。市場の期待を反映する数字の裏側に、どのようなドラマが隠されているのかを編集者の視点で読み解いていきましょう。
まず注目したいのは、タイヤ販売大手のフジ・コーポレーション(7605)です。2019年10月期の単独決算では、売上高351億円、経常利益37億5,000万円という堅調な数字を叩き出しています。SNS上では「冬タイヤへの履き替え需要が追い風になったのでは」といった声も上がっており、消費者のニーズを確実に捉えている印象を受けます。
続いて、不動産投資信託(REIT)の動きも見逃せません。東急リアル・エステート投資法人(8957)は、2020年01月期に1口あたり3,270円、さらに2020年07月期には3,400円の分配金を予定しています。REITとは、多くの投資家から集めた資金で不動産を運用し、得られた賃料収入などを分配する仕組みですが、この安定感は長期投資家にとって非常に魅力的でしょう。
一方で、厳しい現実に直面している企業もあります。人材開発コンサルティングを手掛けるウィルソン・ラーニング ワールドワイド(9610)は、2020年03月期の業績予想で4億4,000万円の経常損失を見込んでいます。無配の継続も決定しており、ネット上では「構造改革の進展を注視したい」という慎重な意見が目立ち、再建への道のりが注目されます。
私個人の意見としては、今回の発表から「住まい」と「移動」に関する企業の明暗が分かれたと感じています。インフラに近い不動産投資は手堅い成長を見せる一方で、教育やコンサル分野は景気変動や企業投資の抑制をダイレクトに受けているようです。投資先のポートフォリオを再考する際には、こうしたセクターごとの「耐性」を見極めることが、2020年に向けた成功の鍵となるはずです。
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