紀平梨花まさかの出遅れ…コストルナヤが異次元のSP世界最高得点で首位!フィギュアGPファイナル初制覇へ

イタリア・トリノで開催されているフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは、2019年12月06日に女子ショートプログラム(SP)が行われ、驚天動地の展開となりました。昨シーズンのジュニア女王、アリョーナ・コストルナヤ選手が、自身の持つ記録を塗り替えるSP世界最高得点を叩き出し、堂々の首位発進を決めています。一方で、連覇を狙う日本の紀平梨花選手は転倒が響き、最下位の6位と出遅れる波乱の幕開けとなりました。

氷上に舞い降りた美しき天才、コストルナヤ選手の演技はまさに圧巻の一言です。冒頭の大技「トリプルアクセル」を、まるで羽が生えているかのように軽やかに成功させると、会場のボルテージは最高潮に達しました。トリプルアクセルとは、前向きに踏み切って3回転半するジャンプのことで、女子選手では極めて難易度が高い技術です。これを完璧に決めた彼女は、技術点だけでなく、芸術性を評価する演技構成点でも五輪女王に迫る高い評価を獲得しました。

2位につけたのは、平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手ですが、首位との差は5.85点と決して小さくありません。コストルナヤ選手は「すべてが計画通りに進んで嬉しい。心から楽しむことができた」と、16歳とは思えない落ち着き払った笑顔で語っています。その優雅なしなやかさと、指先まで神経の通った表現力は、もはやジュニア上がりのルーキーという枠を完全に超越しており、今大会の主役であることを強烈に印象付けました。

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ロシア勢の圧倒的な層の厚さと「チーム・トゥトベリゼ」の絆

今回のファイナルに出場した精鋭6人のうち、なんと4人がエテリ・トゥトベリゼ氏に師事する同門という驚異の状況です。ロシア国内での熾烈な競争は想像を絶するものがありますが、コストルナヤ選手は「毎日一緒に練習しているので、ここでもホームのような雰囲気を感じている」と語り、プレッシャーを微塵も感じさせない強心臓ぶりを見せています。フリーでも彼女たちが中心となるのは間違いなく、ハイレベルな技術合戦が期待されるでしょう。

SNS上では、コストルナヤ選手の神がかった演技に対して「もはや同じ人間とは思えない完成度」「美しすぎて涙が出た」といった絶賛の嵐が巻き起こっています。その一方で、最下位に沈んだ紀平選手に対しても「フリーでの大逆転を信じている」「まだ終わったわけじゃない」という温かい声援が多く寄せられています。フィギュアスケートは、たった一つのミスが命取りになる過酷なスポーツですが、その緊張感こそが観る者の心を掴んで離さない魅力なのです。

編集者の視点から言えば、現在のフィギュア界は「トリプルアクセル」が標準装備となり、さらには4回転ジャンプの時代へと突入する過渡期にあります。その中で、技術と芸術をこれほど高い次元で融合させたコストルナヤ選手の出現は、歴史的な転換点と言えるでしょう。紀平選手にとっては非常に厳しい状況ですが、彼女には世界を驚かせてきた爆発力があります。2019年12月07日に行われるフリーで、悔しさを晴らす最高の演技を見せてくれることを期待せずにはいられません。

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