徳島市の玄関口として長年親しまれてきた「そごう徳島店」ですが、2020年08月31日をもってその歴史に幕を下ろすことが決まっています。この大きな転換期を前に、ビルを管理運営する第三セクターの徳島都市開発は、2019年12月17日に次なる一手を打ち出しました。
駅前の象徴であるアミコビルの活気を取り戻すべく、同社は世界的な知見を持つコンサルティング大手、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーと契約を締結したのです。プロの視点を借りることで、空床となる広大なエリアの価値を最大化させる狙いがあるのでしょう。
SNS上では、このニュースに対して「具体的な後継テナントが早く知りたい」「駅前の灯を消さないでほしい」といった切実な声が数多く寄せられています。市民の関心が非常に高く、新体制への期待と不安が入り混じった熱い議論が巻き起こっている状況といえます。
今回協力するデロイト社は、財務や事業戦略のプロ集団として知られる企業です。第三セクター、つまり行政と民間が共同出資して設立された団体だけでは難しい、市場原理に基づいたシビアかつ斬新なリーシング(商業施設のテナント誘致活動)が期待できるはずです。
アミコビルの延べ床面積のうち、実に4割以上を占めていた百貨店の退去は、都市経営において極めて深刻な課題でしょう。しかし、私はこれを単なる「撤退」ではなく、時代に即した新しい賑わいを生むための「好機」と捉えるべきだと確信しています。
百貨店というビジネスモデルが曲がり角を迎えている今、どのようなテナント構成が徳島に新しい風を吹き込むのでしょうか。2020年08月の閉店に向けたカウントダウンが始まる中、策定される「テナント戦略」の行方から、今後も目が離せません。
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