自民党の衆議院議員として長年、日本の政治を支えてきた望月義夫(もちづき・よしお)氏が、2019年12月19日に静岡県内の病院で息を引き取りました。享年72歳。死因は肝不全と発表されており、地元・静岡をこよなく愛した政治家の突然の別れに、政界のみならず多くの国民から悲しみの声が寄せられています。SNS上では「清水の発展に尽力してくれた」「温厚な人柄が忘れられない」といった、地域住民からの感謝や別れを惜しむ投稿が相次いでいます。
望月氏は静岡県の旧清水市議会や静岡県議会議員として政治キャリアをスタートさせ、地域に根差した活動で厚い信頼を築き上げました。1996年の衆議院議員総選挙において静岡4区から初当選を果たして以来、通算8回もの当選を重ねた実力派です。環境大臣や党幹事長代理といった要職を歴任し、複雑な利害調整が求められる現場でその手腕を発揮してきました。まさに、地道な努力と誠実な姿勢で一歩ずつ階段を上り詰めた「叩き上げ」の政治家といえるでしょう。
岸田派の要として尽力した足跡と、後任を巡る政治の動き
党内では岸田派(宏池会)の事務総長という組織運営の要を担い、岸田文雄政調会長を支える中心人物としても知られていました。組織の潤滑油として奔走した彼の存在は、派閥の団結を維持する上で欠かせないものでした。なお、望月家と自民党による合同葬は、2019年12月23日の午前11時30分より、静岡市清水区の「あいネットホール江尻台」にて執り行われる予定です。葬儀実行委員長は、長年親交の深かった岸田氏が務めることからも、その絆の強さがうかがえます。
望月氏の急逝により、今後の政治日程にも大きな注目が集まっています。公職選挙法の規定に基づき、欠員となった衆議院静岡4区の補欠選挙は、2020年4月26日に投開票が行われる見通しとなりました。補欠選挙とは、議員が辞職や死亡により欠けた際に行われる「やり直しの選挙」であり、その結果は今後の国政の行方を占う重要な指標となります。保守の重鎮を失った静岡4区で、有権者がどのような選択をするのか、全国的な関心事となるのは間違いありません。
私個人の意見としては、環境問題への取り組みや災害対策に心血を注いだ氏の姿勢は、現在の混迷する政治界において非常に貴重なものであったと感じます。大臣経験者でありながら常に地元目線を忘れなかった望月氏の功績は、これからも語り継がれるべきでしょう。次女の香世子さんが喪主を務められる葬儀を経て、一つの時代が区切りを迎えます。今はただ、日本のために駆け抜けた氏の安らかな眠りを祈るばかりです。
コメント