【大学ラグビー】天理大学が圧巻の逆転劇!流通経済大学を退け、準決勝・早稲田戦へ弾みをつける9トライの猛攻

2019年12月22日、秩父宮ラグビー場にて大学ラグビー選手権の準々決勝が開催され、前回大会で惜しくも準優勝に終わった天理大学がその圧倒的な攻撃力を誇示しました。試合序盤は流通経済大学の果敢なプレッシャーに苦戦を強いられる展開となり、スタンドで見守るファンも手に汗を握る緊張感に包まれたことでしょう。

前半の天理大学は、流通経済大学が仕掛ける鋭いディフェンスにリズムを崩されていました。相手のボール保持者に対してディフェンスが過剰に反応してしまい、結果として守備網に穴が空く「ミスマッチ」やスペースの露呈を招いたのです。こうした隙を突かれ、17対21という僅差のビハインドを背負ってハーフタイムを迎えることになりました。

しかし、後半に入ると天理大学は本来の輝きを取り戻します。特筆すべきは、ラグビーの醍醐味である「スクラム」での圧倒的な優位性でしょう。スクラムとは、反則後などに両チームのフォワード同士が組み合い、押し合うことでボールを奪い合うセットプレーを指しますが、ここでの推進力が試合の流れを決定づける大きな武器となりました。

強力なフォワード陣が真っ向から押し切り、そこから生まれた好機を逃さず、合計9つものトライを積み重ねて鮮やかな逆転勝利を収めたのです。SNS上では「天理のスクラムはもはや芸術的」「修正能力の高さが流石」といった絶賛の声が相次ぎ、強豪校としての底力を見せつける形となったのは間違いありません。

一方で、チームを率いる岡山主将に浮かれた様子は微塵も感じられませんでした。彼は試合後、前半のうちに守備の乱れを修正できなかった点に悔しさを滲ませていたそうです。「しつこいディフェンス」を掲げる彼らにとって、失点を許した立ち上がりは反省材料であり、さらなる高みを目指すストイックな姿勢が伺えます。

私自身の視点から述べさせていただくと、こうした「勝って兜の緒を締める」冷静さこそが、天理大学を優勝候補に押し上げている真の要因だと確信しています。華やかなトライの裏側にある細かな守備の綻びを直視できるキャプテンがいる限り、チームは次の大舞台でさらに研ぎ澄まされた姿を見せてくれるはずです。

次戦は準決勝、大学ラグビーの伝統校である早稲田大学との大一番が控えています。岡山主将が宣言した通り、試合開始のホイッスルから自慢の堅守を発揮できれば、昨年の雪辱を果たす決勝進出は確実なものとなるでしょう。2019年12月22日の勝利を糧に、彼らの挑戦はさらなる熱を帯びていきます。

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