脳動脈瘤治療に革命!テルモの新器具「WEB」が2020年国内解禁へ。手術時間半減で患者の負担を劇的に軽減

日本の医療機器大手であるテルモが、脳の血管に生じる「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」の治療において画期的な一歩を踏み出します。2019年12月23日現在の発表によると、同社は新しいタイプの治療器具「WEB(ウェブ)」を2020年にも国内で発売する計画を明らかにしました。これまで専門医を悩ませてきた複雑な症例に対し、短時間で高い効果を発揮するこの新兵器は、日本の脳外科治療の風景を塗り替える可能性を秘めています。

脳動脈瘤とは、脳の血管の一部がコブのように膨らんでしまう疾患で、万が一破裂すると「くも膜下出血」という命に関わる事態を招きます。今回導入される「WEB」は、金属製の網を袋状に編み込んだ特殊な形状が特徴です。足の付け根などの血管から細い管を通す「カテーテル治療」で患部へと運び、コブの内部でこの網をパッと広げることで、内部への血流を遮断して破裂のリスクを抑え込む仕組みとなっています。

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これまでの常識を覆す「治療時間2分の1」の衝撃

従来の標準的な治療法では、金属製の細いコイルをコブの中に何重にも、何本も詰め込んでいく作業が必要でした。そのため手術には1時間から2時間という長い時間を要するのが一般的だったのです。しかし、この「WEB」は一度の展開でコブを塞ぐことができるため、治療時間をこれまでの半分程度にまで短縮できると期待されています。手術時間の短縮は、麻酔による身体への影響を抑えるだけでなく、医師の集中力維持という面でも大きなメリットがあるでしょう。

SNSやネット上では、このニュースに対して「手術の負担が減るのは家族としても心強い」「技術の進歩で助かる命が増えてほしい」といった、期待と感動の声が数多く寄せられています。私自身の見解としても、高齢化が進む日本において、低侵襲(身体への負担が少ないこと)な治療の選択肢が増えることは、単なる医療の効率化を超えた社会的な意義があると感じています。特に治療が難しいとされる血管の分岐部のコブに有効な点は、多くの患者にとっての希望の光となるはずです。

「WEB」は、テルモが2016年に買収した米シークエント・メディカル社によって開発され、欧州では2010年、米国では2019年1月1日に既に発売され実績を積んでいます。日本でも近く国の製造販売承認が得られる見通しであり、保険適用を経て2020年中のデビューが現実味を帯びてきました。なお、高度な技術を要するため、使用する医師には事前の訓練と認定が義務付けられます。医療の安全性を確保しつつ、最先端の恩恵が広く行き渡る日が待ち遠しいですね。

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