秋田の海が、かつてないほどの活気に包まれようとしています。秋田県が発表した最新の予測によると、2020年に県内の港へ入港するクルーズ船は、2019年の26隻を塗り替え、過去最多の29隻に達する見込みです。単に数が増えるだけでなく、注目すべきはその圧倒的なスケール感にあります。
特に驚くべきは、船に乗ってやってくるお客様の数でしょう。定員ベースでの乗客数は、2019年の約3万200人から、なんと8割増となる約5万4700人にまで膨れ上がる計算です。これほどの規模で観光客が押し寄せるとなれば、地元の経済波及効果にも大きな期待が寄せられるのは間違いありません。
SNS上でも「秋田にそんな巨大な船が来るなんて信じられない」「港でお出迎えするのが楽しみ」といった、地元の方々やクルーズファンからの期待に満ちた声が続々と上がっています。まさに、秋田観光の新しい夜明けを感じさせるような、ワクワクするニュースが舞い込んできたと言えます。
ついにベールを脱ぐ!17万トン超の巨大客船が秋田港へ
2020年のハイライトは、秋田港に初めて姿を現す超大型外航クルーズ船の存在です。外航クルーズ船とは、日本の港だけでなく海外の港も巡る国際的な豪華客船を指します。今回、テレビ通販大手のチャーターで話題の「MSCベリッシマ」が、2020年04月から2020年06月にかけて計5回も寄港する予定です。
この「MSCベリッシマ」は、総トン数が17万1598トンという、まさに「動く巨大ホテル」と呼ぶにふさわしい威容を誇ります。横浜港を出発して日本列島をぐるりと周遊する10日間の豪華な旅の途中で、私たちの秋田を選んでくれたことは、県民としても非常に誇らしい出来事ではないでしょうか。
さらに2020年08月には、イタリアの陽気な雰囲気を感じさせる「コスタ・ベネチア」も初寄港を飾ります。加えて、世界で最も有名な客船の一つである「クイーン・エリザベス」も3回の寄港を予定しており、秋田港はさながら世界中の名船が集う華やかなステージのような光景が広がるでしょう。
県側の分析によれば、貨物線を活用した観光列車の運行や、港のターミナル整備といったハード面、そして何より地域住民による温かな「おもてなし」が寄港地としての評価を高めたようです。ハードとソフトの両面が噛み合った結果、世界中のクルーズ会社から選ばれる港へと成長を遂げました。
個人的な見解を述べさせていただくなら、これは秋田が「真の国際観光都市」へと脱皮する絶好のチャンスです。単なる通過点にするのではなく、秋田独自の食や文化の魅力を深く体験してもらう仕掛け作りが急務でしょう。この勢いを一時的なブームで終わらせず、次なる飛躍に繋げてほしいと切に願います。
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