群馬県民に親しまれているラジオ局、エフエム群馬が大きな転換期を迎えようとしています。同社は現在、前橋市内にある本社を移転させる計画を進めており、その新拠点はなんと、しののめ信用金庫の前橋営業部がある敷地の一部に誕生する予定です。
建設プロジェクトは2020年度から2021年度にかけて実施され、新社屋からの放送開始は2022年10月を目標としています。このニュースにSNS上では「信金の敷地内にラジオ局ができるなんて斬新!」「どんな放送風景が見られるのか楽しみ」といった期待の声が広がっています。
移転の背景にある電波の「周波数再編」とは?
今回の移転には、実は技術的な理由も深く関わっています。総務省が進めている「周波数再編」という、電波の交通整理のような計画に対応する必要が生じました。これは、限られた電波の帯域をより効率的に活用するために行われる世界的な流れの一環です。
エフエム群馬は、本社と高崎市にある牛伏山送信所を繋ぐ電波の通り道、いわゆる「STL(送信所連絡用回線)」の移行を迫られました。この設備更新が必要になったため、単なる機器の入れ替えにとどまらず、心機一転して新しい社屋を建設するという決断を下したのでしょう。
新本社の建設地として確保された土地は、約1067平方メートルという広さを誇ります。地域に根ざした「しののめ信金」と協力体制を築くことは、地元の情報発信拠点として非常に強力な相乗効果を生むに違いありません。
筆者の視点として、この異業種連携は地方創生の理想的な形だと考えます。金融とメディアが物理的に距離を縮めることで、地元の経営者やリスナーがより気軽に集まれる、まるで「街の広場」のような温かい空間が構築されることを期待してやみません。
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