2019年12月27日、オートバイ業界に心躍るニュースが飛び込んできました。日本二輪車文化協会が主催する「日本バイクオブザイヤー2019」において、ホンダの誇る「スーパーカブ C125」が栄えある大賞に輝いたのです。この賞は、その年に発表されたバイクの中から、最も文化の発展に寄与し、ユーザーに支持された一台を選出するもので、今回で2回目を迎える注目のイベントとなっています。
今回の選考では、まず一般のライダーによるインターネット投票でノミネート車両が絞り込まれました。その後、ファッションデザイナーや大学教授といった多角的な視点を持つ14名の選考委員が、厳正な審査を行っています。まさに、プロの目とファンの熱量の両方が反映された結果といえるでしょう。SNS上でも「やっぱりカブは最強」「C125のデザインなら街乗りでもオシャレに決まる」と、祝福と納得の声が次々と上がっています。
伝統と革新が融合したスーパーカブ C125の真価
受賞の最大の理由は、1958年に誕生した初代モデル「C100」の普遍的なデザインを大切に継承しつつ、驚くほどの進化を遂げている点にあります。外観は懐かしさを感じさせるシルエットですが、細部には最新技術が惜しみなく投入されました。例えば、視認性に優れ、現代的な表情を演出するLEDヘッドライトの採用は、伝統の中にスタイリッシュな先進性を吹き込むことに成功しています。
ここで「原付き2種」という区分について触れておきましょう。これは排気量が51ccから125ccまでのバイクを指し、一般的な50ccの原付きとは異なり、30km/hの速度制限や二段階右折の義務がありません。そのため、より実用的で快適な走行が可能です。C125は、このカテゴリーにおいて単なる移動手段としての「道具」を超え、所有する喜びを感じさせる「趣味のバイク」としての地位を確立しました。
特筆すべきは、その質感の高さでしょう。専用のエンブレムや細部までこだわった色使いは非常に上品で、かつての「働くバイク」というイメージを一新しました。個人的な意見を述べさせていただければ、このC125はバイクをファッションの一部として捉える層や、一度バイクを離れたリターンライダーにとっても、最高の相棒になるはずです。文化としてのバイクを象徴する、まさに大賞にふさわしい名車だと言えるでしょう。
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