【スキーW杯】小林陵侑、ジャンプ週間5連勝でストップも驚異の追い上げ!新星リンビクが初V

2020年1月1日、ドイツのガルミッシュパルテンキルヘンにて、新年の幕開けを飾るスキージャンプW杯男子個人第9戦が開催されました。この大会は、欧州の伝統である「ジャンプ週間」の第2戦も兼ねており、世界中のファンが固唾を呑んで見守る特別な一戦です。

注目を一身に集めたのは、昨季に全勝優勝という偉業を成し遂げた日本のエース、小林陵侑選手でした。今季も第1戦を制し、この日勝てばジャンプ週間での連勝記録を「6」に伸ばし、史上最多記録に並ぶという歴史的瞬間への期待が最高潮に達していました。

1回目、小林選手は132メートルを飛びますが、思うように距離が伸びず暫定順位を落としてしまいます。しかし、ここからの修正能力が彼の真骨頂でしょう。2回目には141メートルの大ジャンプを披露し、合計282.1点で4位まで猛追する粘りを見せました。

惜しくも連勝記録は「5」でストップしましたが、SNS上では「2本目の追い上げに鳥肌が立った」「負けてなお強さを感じさせる内容だった」と、その不屈の精神を称える声が溢れています。王者の貫禄を改めて証明した戦いぶりと言えるのではないでしょうか。

スポンサーリンク

新星リンビクの台頭と日本勢の躍進

優勝を飾ったのは、ノルウェーの21歳、マリウス・リンビク選手です。1回目に143.5メートルという異次元の飛距離を叩き出し、合計289.8点で嬉しいW杯初勝利を手にしました。若き才能の爆発は、ジャンプ界に新しい風を吹き込んでいます。

一方で、日本勢の層の厚さも見逃せません。ベテランの伊東大貴選手が抜群の安定感で5位に食い込み、日本ジャンプ陣のレベルの高さを見せつけました。佐藤慧一選手は23位、佐藤幸椰選手は27位と続き、ポイント圏内で存在感を示しています。

「ヒルサイズ(HS)」という用語は、そのジャンプ台で安全に着地できる限界の指標を指しますが、今回のようにHS142メートルの台で、リンビク選手のようにそれを超える距離を飛ぶことは、極めて高い技術と勇気が必要とされる行為なのです。

残念ながら小林潤志郎選手は、ジャンプ競技で厳格に管理される「スーツ規定(浮力を不当に得ないためのサイズ制限)」に抵触し失格となりました。しかし、この悔しさはチーム全体の刺激となり、次戦への活力に変わるに違いありません。

編集者の視点として、小林陵侑選手の連勝が止まったことは衝撃的ですが、同時に競技の厳しさと面白さを再認識させられました。王者が敗北を知ることで、さらに進化した姿を見せてくれることを期待せずにはいられません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました