映画館に足を運ぶワクワク感が、そのまま企業の驚異的な成長へと繋がっているようです。日本のエンターテインメント界を牽引する松竹が、非常に明るいニュースを発表しました。2019年3月1日から2019年11月30日までの期間における連結営業利益が、前年の同じ時期と比べて約4割も増加し、40億円前後に達した模様です。この素晴らしい躍進の背景には、映画ファンを熱狂させた話題作の連続ヒットと、快適な鑑賞環境を提供する映画館の存在があります。
SNS上でもこのニュースは大きな注目を集めており、「最近の映画館は本当に居心地が良いから納得」「おもしろい作品が多すぎて何度も通った」といった歓喜の声が溢れています。多くの人々が劇場での特別な体験に価値を見出している証拠でしょう。今回の好業績を力強く引っ張ったのは、子会社が運営する「MOVIX」などに代表されるシネマコンプレックス、いわゆるシネコンです。複数のスクリーンを構え、多彩な作品を同時に上映できる大型映画館が、見事にファンの心を掴みました。
2019年3月から2019年11月までの売上高は、前年同期比で6%ほど伸びて710億円程度になったとみられます。この躍進を支えた映画業界全体を見渡すと、「天気の子」や「アナと雪の女王2」といったメガヒット作が興行収入100億円を突破しました。映画館の座席がどれだけ埋まったかを示す指標である「稼働率」が、「MOVIX」や「ピカデリー」などの主要ブランドで大幅に改善したのです。誰もが劇場へ行きたくなるような強力な作品の力が、ダイレクトに数字へ表れています。
自社作品のヒットと伝統芸能の新たな挑戦
松竹自身が映画を映画館へ供給する「自社配給」の作品も、素晴らしい成果を上げました。「ザ・ファブル」や「人間失格」といった注目作が、業界でヒットの基準とされる興行収入10 billion円(10億円)の壁を次々とクリアしています。独自の強みを活かした作品作りが、目の肥えた観客層にしっかりと届いた結果と言えるでしょう。映画の勢いだけに留まらず、同社が誇る伝統的な演劇事業も負けじと大きな盛り上がりを見せております。
2018年11月に華やかに改修オープンを遂げた京都市の劇場「南座」では、趣向を凝らした革新的なイベントや華麗な歌舞伎公演が実施されました。これが多くの観光客やファンの心を捉えて集客に大貢献しています。歴史を重んじながらも時代に合わせたエンタメへと昇華させる姿勢は、実に見事です。さらに、東京の中央区にある歌舞伎座タワーや千代田区の有楽町センタービルといった、オフィスや商業施設を貸し出す賃貸不動産事業も非常に高い稼働率を維持しています。
安定した家賃収入に加えて、賃料の値上げ交渉がスムーズに進んだことも、全体の収益を底上げする強力な追い風となりました。このように本業のエンタメと安定した不動産ビジネスが両輪となり、強固な経営基盤が築かれている点は、企業の強みとして高く評価できます。単なる一時的なブームに頼るのではなく、多角的な視点で収益源を確保している戦略は、激動の時代において非常に賢明な選択だと私は確信しております。
注目の決算発表は2020年1月14日に予定されており、市場からの期待は高まるばかりです。2020年2月期の通期業績については、売上高を前の期と比べて8%増の981億円、営業利益を10%増の50億円とする従来の予想がそのまま維持される見込みとなっています。この勢いがどこまで続くのか、今後の展開から目が離せません。日本の文化を支え、常に新しい感動を届けてくれる松竹の挑戦を、これからも一人のファンとして熱く応援していきたいものです。
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