2019年12月15日まで中国・広州の地で熱戦が繰り広げられたバドミントンのワールドツアー(WT)ファイナル。この大舞台で、男子ダブルスの遠藤大由選手と渡辺勇大選手(日本ユニシス)のペアが、2年連続となる準優勝という快挙を成し遂げました。決勝まで一度も負けることなく勝ち上がったその姿は、多くのファンを熱狂させています。
渡辺選手は「非常に重要な大会で結果を出せたことは、東京五輪に向けたポイント面でも価値が高いですが、それ以上に得たものが大きかったです」と、確かな手応えを口にしました。SNS上でも「今のエンワタなら誰にも負けない気がする」「守備の鉄壁ぶりが凄まじい」といった称賛の声が相次いでおり、日本バドミントン界の歴史を塗り替える期待感に満ち溢れています。
鉄壁の守備から攻撃へ!進化した「レシーブ」の極意
このペアの真骨頂は、相手の猛攻をことごとく跳ね返す驚異的なレシーブ力にあります。バドミントンにおけるレシーブとは、相手の強烈なスマッシュを拾い上げ、逆に相手を揺さぶる守備技術を指します。遠藤選手は「技術以上に、最後まで諦めないメンタルの強さが求められる」と語っており、その不屈の精神が今のプレイスタイルを支えているのでしょう。
かつては守備に徹して相手のミスを待つ場面が目立ちましたが、現在は守りからリズムを作り、鋭い強打へと繋げる攻撃的な姿勢へと進化を遂げました。2019年12月27日現在の彼らは、守り勝つだけでなく、自ら主導権を握る強さを手に入れています。私自身の視点としても、この「攻守の入れ替わりの速さ」こそが、世界を翻弄する最大の鍵であると感じています。
世代を超えた信頼関係と「世界王者」への勝ち癖
33歳のベテラン遠藤選手と22歳の若き天才・渡辺選手という、11歳の年齢差がある異色コンビ。しかし、コート上での息はぴったりです。試合前には「楽しもう」と声を掛け合う余裕も生まれ、互いへの信頼はかつてないほど深まっています。このリラックスした精神状態が、土壇場での冷静な判断力を生んでいるのではないでしょうか。
特筆すべきは、世界ランキング1位のインドネシアペアに対し、今シーズンだけで5戦全勝という圧倒的な相性の良さを見せている点です。王者をカモにするこの「勝ち癖」は、大舞台で最も重要となる自信に直結します。日本男子ダブルス悲願の五輪メダル獲得へ向けて、この最強ペアが描く放物線は、間違いなく頂点へと向かっています。
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