マックスバリュ西日本が営業時間短縮を撤回!夜の惣菜ロス恐れが裏目に?2020年1月末までに異例の再延長へ

中四国エリアを拠点に地域密着型のスーパーを展開する「マックスバリュ西日本」が、営業時間の再延長へ踏み切ることが2020年1月10日に分かりました。同社は2019年3月に営業時間を短縮したばかりですが、わずか1年足らずでの方針転換となります。背景には、閉店時間を早めたことで夜間の客足が大幅に遠のき、利用客数が前年比で10%も減少したという深刻な事態がありました。ネット上でも「仕事帰りに寄れなくなって不便だった」「品揃えが寂しくなっていたので嬉しい」と、今回の決定を歓迎する声が早くも上がっています。

振り返れば、同社は2019年3月に「マックスバリュ」の営業時間を午前9時から午後10時までに一斉に統一していました。それ以前は24時間営業や、朝早くから深夜まで開いている店舗が主流だったのです。また、安さが魅力のディスカウントストア「ザ・ビッグ」でも同様に、開店を1時間遅らせる措置をとっていました。営業時間を縮小した目的は、品出し作業による混雑を減らして接客の質を向上させ、夕方のピークタイムに人員を集中させることで、効率よく利益を確保する計画だったとされています。

しかし、この良かれと思った改革が裏目に出てしまいました。閉店が早まった結果、現場の従業員が惣菜の売れ残りを心配するようになり、人気の揚げ物などを夕方以降に作らなくなる「惣菜の品切れ問題」が多発したのです。これにより夜間の固定客が離れただけでなく、出勤前の会社員層も逃す結果となりました。利便性を最優先する現代の消費者ニーズに対し、一律の時短営業は少し早すぎた改革だったのかもしれません。やはり、仕事終わりに温かいお惣菜が買える安心感は、仕事帰りの人々にとって何物にも代えがたい存在です。

こうした失敗を真摯に受け止め、同社は2020年1月末までに全142店舗のほぼすべてで営業時間を再び拡大する方針です。新しい基本スタイルは午前8時から午後11時までとし、ディスカウント店の「ザ・ビッグ」も元の午前8時開店へと戻されます。24時間営業の完全復活は見送るものの、今後は特定のアイテムを大量かつ激安で提供する大胆なセールも企画しているようです。利便性と安さという本来の強みを取り戻し、離れてしまった買い物客を再び呼び戻せるのか、同社の新たな巻き返し戦略に注目が集まりそうです。

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