農水省が人工衛星で世界の食糧予測へ!JAXAと連携し「食の安全保障」を守る日本の新戦略

私たちの食卓に欠かせないお米や小麦、そして大豆といった主要な穀物の未来が、今まさに宇宙から見守られようとしています。農林水産省は、人工衛星から得られる膨大なデータを活用し、世界各地の作物の収穫状況を精緻に予測する新しい仕組みの構築を決定しました。宇宙という究極の視点から干ばつや大雨などの気象情報をリアルタイムで収集し、食料の安定供給に役立てるという壮大なプロジェクトが動き出しています。

これまで世界の食料需給に関する情報の多くは、米国農務省(USDA)が発表する資料に大きく依存していました。しかし、輸入大国である日本にとって、自国独自の確かな情報源を持つことは長年の悲願だったと言えるでしょう。2020年01月04日現在、農水省はこの状況を打破すべく、2020年度から3カ年計画で予測システムの整備を本格化させます。他国のデータに頼り切りにならない「情報自立」への大きな一歩です。

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JAXAの高度な衛星技術を農業の未来へ継承

この計画の核となるのが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が構築してきた「JASMAI(ジャスマイ)」という地球観測衛星システムです。これは天候や日射量といった農業に不可欠な気象情報を提供する仕組みで、今後は収穫予測に特化させるため農水省へと運営が移管される予定となっています。SNS上では「宇宙技術が直接私たちの胃袋を守ることにつながるなんて胸が熱くなる」といった期待の声が早くも上がっています。

農水省は専門の研究者たちとタッグを組み、過去の気象データと実際の穀物収穫量の因果関係を徹底的に分析する方針です。この分析によって、人工衛星のデータから収穫期の作柄を高い精度で導き出す「予測モデル」が完成します。得られた貴重な知見は、穀物を輸入する商社や食品メーカーへ提供されるだけでなく、国連食糧農業機関(FAO)などの国際機関にも共有され、世界的な食料不足の解消に貢献することが期待されています。

近年の地球観測衛星は、目を見張るほどの精度向上を遂げています。農水省はこの技術を収穫予測だけに留めず、土砂崩れといった山地災害の迅速な把握や、中山間地における農地維持予算の適正な運用の確認など、行政の透明化にも役立てる考えです。個人的には、ITや宇宙技術といった「ハイテク」と、命を支える「農業」が融合することは、日本の国際競争力を高める上で非常に理にかなった素晴らしい戦略だと確信しています。

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