2020年1月4日を迎え、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが目前に迫る高揚感の中で新しい年が幕を開けました。観光・レジャー業界にとって、この1月から3月までの期間は、まさに飛躍への助走期間とも言える重要なタイミングを迎えています。主要30業種の景気予測においても、ホテルや旅行業界は活気あふれる「晴れ」の予報が出ており、街中のあちこちでその勢いを感じることができるでしょう。
特に注目すべきは、首都圏を中心に加速しているホテルの開発ラッシュです。ビジネスホテル各社による大型施設の開業が相次いでおり、宿泊キャパシティはかつてない規模へ拡大しています。SNS上では「新しいホテルが多すぎて選ぶのが楽しい」「都心の景色が変わった」といった期待の声が溢れており、供給側の強気な姿勢が消費者のワクワク感を刺激している様子が手に取るように伝わってきます。
黒船・OYOの進撃とインバウンド需要の熱狂
既存の国内チェーンだけでなく、インド発の格安ホテルベンチャーである「OYO(オヨ)」が急速に事業を拡大している点も見逃せません。OYOは、独自のAI技術を駆使して客室料金をリアルタイムで変動させる「ダイナミック・プライシング」を強みとしています。これは需要に応じて価格を最適化する仕組みで、手頃な価格で宿泊したい層から熱烈な支持を得ており、業界の勢力図を塗り替える存在として大きな注目を集めています。
さらに、2020年1月25日前後から始まる中国の旧正月「春節」の影響で、訪日外国人観光客(インバウンド)の波はさらに高まることが予想されます。中国からの旅行者が街を彩り、各地の観光スポットや宿泊施設が賑わう光景は、もはや日本の冬の風物詩となりました。旅行業界もこの需要を背景に、強気なプランを次々と打ち出しており、インバウンド経済の恩恵が日本全土に波及していくことが期待されています。
編集者としての私見ですが、この活況は単なる一時的なイベント景気に留まらず、日本のサービス業が世界基準へ進化する絶好の機会だと確信しています。ハード面の整備が進む一方で、いかに日本らしい「おもてなし」をデジタル技術と融合させて提供できるかが、五輪後を見据えた勝負の分かれ目になるでしょう。供給過多を懸念する声もありますが、今はまず、この空前絶後の盛り上がりを全力で楽しむべき時だと言えそうです。
コメント