2020年1月4日現在、日本の通信業界はこれまでにない大きな転換期を迎えようとしています。その中心にいるのが、満を持して携帯電話事業への本格参入を狙う楽天です。同社は今年の春までに商用サービスを開始する方針を示しており、その具体的なデビュー時期に世間の注目が注がれています。新勢力の登場が市場にどのような嵐を巻き起こすのか、多くのユーザーが期待の眼差しを向けている状況です。
SNSなどのネット上でもこの話題は持ちきりとなっており、「基本料金がどれくらい下がるのか楽しみ」「楽天の電波状況が良ければすぐにでも乗り換えたい」といった、料金プランの引き下げを心待ちにする声が目立ちます。一方で、既存の通信環境からの移行に対して「最初は繋がりにくいのではないか」と、サービス品質を不安視するリアルな本音も飛び交っているのが現状です。
もし楽天が前評判通りの格安な料金プランを打ち出せば、NTTドコモやKDDI、ソフトバンクといった既存の大手3社も指をくわえて見ているわけにはいきません。確実に対抗値下げを迫られることになり、業界全体の価格競争が劇的に活性化するはずです。ユーザーにとっては毎月の通信費を抑える絶好のチャンスが到来することになるでしょう。
しかし、この激しいシェア争いは、これまで市場を牽引してきた大手3社にとっては頭の痛い問題と言えます。なぜなら、急激な価格破壊に巻き込まれることで、これまでの安定した収益構造が悪化してしまう要因になりかねないからです。通信設備の維持や次世代への投資を続けながら、いかに顧客を引き留めるかが各社の命運を分けるに違いありません。
ここで注目したい専門用語が、独自の回線網を保有してサービスを提供する「MNO(移動体通信事業者)」という仕組みです。これまで楽天は大手から回線を借りる「MVNO(格安スマホ事業者)」でしたが、これからは自前の基地局を持つ第4のMNOとして、大手3社と同じ土俵で真っ向勝負を挑むことになります。
編集部としては、この楽天の挑戦が形骸化していた日本の携帯市場を健全化する起爆剤になると確信しています。横並びだった料金体系が崩れ、各社が独自の魅力的なサービスで競い合う姿こそ、消費者が本当に求めていたものです。一時的な収益減を恐れず、各社には技術革新や新プランの創出で私たちを驚かせてほしいと切に願います。
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