高校ラグビー準々決勝で常翔学園が魅せた大逆転!京都成章を破った劇的サヨナラトライの舞台裏

全国高校ラグビー大会の準々決勝は、詰めかけた観客の心を震わせる感動的な結末を迎えました。2020年1月4日に行われた試合で、常翔学園が京都成章を相手に息をのむような逆転劇を演じたのです。試合終了間際のロスタイム、誰もが手に汗握るラストプレーでドラマが生まれました。敵陣での密集戦「ラック」からボールが出されようとしたその瞬間、バックスの吉本選手が鋭い声で「左!」と指示を飛ばしたのです。

密集戦から味方が奪ったボールを素早く地面から拾い上げてパスを出す「辻選手」は、その叫び声に瞬時に反応しました。相手の守備が手薄だった左側へと臨機応変にボールを回します。吉本選手から池田選手、そして最後にパスを受け取った生駒選手が、見事なサヨナラトライを決めました。この鮮やかな逆転劇に、SNS上では「鳥肌が止まらない」「これぞ高校ラグビーの醍醐味だ」といった興奮冷めやらぬコメントが数多く投稿されています。

生駒選手は試合後、相手の裏をかく折り返しの動きを普段から意識していたと明かしてくれました。ボールを一度でも落としたら試合終了という極限の状況において、FWの力業ではなくバックス陣の展開力にすべてを懸けた決断力には脱帽します。11回にも及ぶ連続攻撃のなかで、一つのミスも犯さなかった集中力は驚異的です。試合を締めくくるにふさわしい至高のプレーを見せつけられた観客は、贅沢な余韻に浸ったことでしょう。

常翔学園の作戦は、前半にキックを多用して平均体重およそ100キロを誇る相手の大型FWを走らせるものでした。後半に攻撃のテンポを上げるために、まずは相手の体力を削る計算です。司令塔である1年生の仲間選手による創造性豊かなパスと走りが、相手の心身のスタミナを確実に奪っていきました。試合の終盤に生駒選手がディフェンス2人の逆を突いて突破した場面は、まさに事前のスタミナ勝負で勝利を収めていた証拠だと言えます。

諦めずに最後まで走りきった選手たちの姿に、野上監督も胸を熱くしながら喜びを語っていました。強豪のAシード校を相手に、自分たちの力を信じ抜いた常翔学園の絆の強さを強く感じます。最後まで勝利を諦めない泥臭さと、一瞬の隙を見逃さない冷静な戦術が見事に噛み合った素晴らしい名勝負でした。この勢いに乗った彼らが、次の準決勝でどのような熱い戦いを繰り広げてくれるのか、今後の展開から目が離せません。

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