常夏の楽園ハワイで繰り広げられた熱い戦いが、世界のゴルフファンを大いに沸かせました。米ハワイ州ホノルルの名門ワイアラエCC(パー70)で開催された米男子ゴルフのソニー・オープンは、2020年1月12日に緊迫の最終ラウンドを迎えました。連日、風の読みが勝敗を大きく左右する難コンディションのなか、日本ゴルフ界のエースである松山英樹選手が、底力を見せる素晴らしいプレーを披露してくれたのです。
首位とやや離れた30位からスタートした松山選手でしたが、この日はまさに圧巻の猛追劇でした。1つのイーグルと4つのバーディーを奪う一方で、ボギーを2つに抑える見事なゴルフを展開します。イーグルとは、各ホールに設定された規定打数(パー)より2打少なくカップインする快挙のことで、一気にスコアを伸ばす起爆剤となります。この猛チャージにより、スコアを4つ伸ばして通算6アンダー、274をマークしました。
結果は12位タイまで大きく順位を上げるフィニッシュとなり、世界屈指のショットメーカーとしての実力を改めて証明しています。SNS上でも「これぞ日本のエース」「最終日の爆発力はさすが」といった称賛の声が相次ぎ、多くのファンがその粘り強いプレーに胸を熱くしました。惜しくもトップ10入りは逃したものの、次戦への期待が最高潮に高まるような、非常に内容の濃い1日となったのではないでしょうか。
一方で、優勝争いは息をのむ大混戦となり、ギャラリーを熱狂の渦に巻き込みました。通算11アンダーというハイレベルなスコアで首位に並んだのは、オーストラリアのキャメロン・スミス選手と、アメリカのブレンダン・スティール選手です。決着は2人によるプレーオフ、いわゆる延長戦へと持ち込まれ、一打のミスも許されない極限のプレッシャーのなかで、激しい一騎打ちが繰り広げられました。
この死闘を制したのは、勝負どころで驚異的な集中力を発揮した26歳の若武者、キャメロン・スミス選手でした。スティール選手との息詰まるパット合戦を勝ち抜き、見事にツアー通算2勝目を飾っています。SNSでは「スミスのメンタルの強さに脱帽」「ハワイの風を完全に味方につけていた」と、彼の劇的な逆転勝利と見事なリカバリーショットを称えるコメントで溢れかえりました。
今回のソニー・オープンは、松山選手の勝負強さと、スミス選手の気迫あふれるプレーが凝縮された見応えのある大会だったと感じます。ゴルフは技術だけでなく、刻々と変わる自然環境への適応力や、精神面のコントロールがいかに重要かを教えてくれました。日本人として松山選手の今後のメジャー制覇に期待しつつ、世界最高峰のPGAツアーからますます目が離せなくなりそうです。
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