九州の貿易に異変?輸出額4カ月連続減少も「半導体」が希望の光となる理由を徹底解説!

九州の経済を支える貿易の現場から、今後の動向が気になるニュースが飛び込んできました。門司税関が2019年12月に発表したデータによると、同年11月における九州経済圏(九州7県と山口県、沖縄県を含むエリア)の輸出額は、前年の同じ時期と比べて10.9%減となる7184億円を記録したそうです。これで4カ月連続のマイナスとなり、地域経済への影響を心配する声が広がっています。

特に痛手となったのは、九州の基幹産業である自動車の落ち込みです。輸出額は0.8%減の2112億円とこちらも4カ月連続の減少となり、これにはSNS上でも「地元の産業が心配」「世界的な不況の波が来ているのでは」といった不安のグラデーションが広がっていました。中国向けの輸出こそ2カ月ぶりに回復したものの、アメリカや韓国向けの需要が伸び悩んだことが大きな要因と見られています。

自動車だけでなく、海を渡る船舶が22.5%減の372億円、産業の骨組みとなる鉄鋼も3.1%減の462億円と、主要な品目が軒並み苦戦を強いられました。しかし、この厳しい状況の中で唯一とも言える大健闘を見せたのが「半導体などの電子部品」です。こちらは9.6%増の817億円と、2カ月連続で前年を上回る好調ぶりを見せており、暗いニュースの中での明るい兆しとなっています。

スポンサーリンク

半導体とは?スマート社会を支える「産業のコメ」の底力

ここで注目したい「半導体」とは、電気を通す「導体」と通さない「絶縁体」の中間の性質を持つ物質のことで、スマートフォンやパソコン、自動車の制御に欠かせない超重要部品です。いわば現代の「産業のコメ」とも呼ばれるこの電子部品の需要が高まっていることは、デジタル化が進む世界市場において、九州の技術力が今なお強力な武器である証明に他ならないでしょう。

一方で、海外から買い付ける輸入額に目を向けると、こちらは23.5%減の5191億円と8カ月連続で減少しています。エネルギー源である原粗油や石炭、製造業の基盤となる金属鉱などが一斉に落ち込んだ結果であり、国内の生産活動がややトーンダウンしている可能性が懸念されます。ただ、輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」は1994億円の黒字を確保しました。

これにより、驚くべきことに59カ月連続で輸出が輸入を上回る「輸出超過」の黒字状態をキープしています。私はこの結果を見て、九州経済の底堅さを強く実感いたしました。全体的な数字は減少傾向にあり楽観視はできませんが、自動車の復調や半導体のさらなる躍進によって、この貿易黒字の勢いを維持したまま、再び活気ある成長軌道へと戻ることを期待せずにはいられません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました