福井の街が、これまでにない大きな変化の瞬間を迎えようとしています。世界的なホテルチェーンである米国のマリオット・インターナショナルが、北陸エリア初となるホテルを2023年に福井県内へ開業することを発表しました。
JR福井駅の西口では、2023年の北陸新幹線福井延伸に向けて大規模な再開発が急速に進められています。県が「駅前の新たなシンボル」として熱望してきた外資系ホテルの誘致が、2020年01月15日についに現実のものとなりました。
このビッグニュースに対し、SNSでは「福井にマリオットができるなんて夢のよう」「新幹線開通への期待感がさらに高まる」といった歓喜の声が相次いでいます。地方都市の可能性を信じる人々の熱い視線が注がれている印象です。
現在、福井県は訪日外国人(インバウンド)の宿泊者数が全国でワースト2位という非常に厳しい状況に直面しています。しかし、世界に名を馳せるブランドホテルの誕生は、この現状を打破する強力な起爆剤になるに違いありません。
今回進出が決まったのは、マリオットの中価格帯ブランドである「コートヤード・バイ・マリオット福井」です。駅西口の再開発エリア、通称「三角地帯」に建設される複合ビル内のホテル・オフィス棟にて営業を開始します。
このビルは地上27階建て、高さは福井県内で最高峰となる120メートルを誇る予定です。現在は同地で営業しているユアーズホテルフクイが建物を所有し、マリオット側が運営を担当する形式でタッグを組みます。
客室数は252室を確保し、最大1000人を収容できる巨大なホールも完備される計画です。ビジネスから国際的なイベント、さらには上質な観光旅行まで、幅広いニーズに対応できる充実の設備が整う見込みとなっています。
ここで専門用語を解説しておきましょう。インバウンドとは、外国人が日本へ旅行に訪れることを指す言葉です。近年、日本の観光業を支える重要な要素として、このインバウンド需要の取り込みが全国の自治体で叫ばれています。
マリオットは「リッツカールトン」などの高級ブランドも展開し、世界に1億3000万人以上の会員を抱えています。この圧倒的な顧客基盤が、福井へ世界中の旅行者を呼び込むための強力な架け橋となるのは確実でしょう。
アジア太平洋地域の開発責任者であるショーン・ヒル氏は会見で、福井の壮大な自然や食文化、禅の精神や恐竜博物館などの魅力を絶賛しました。世界の旅人が大都市だけでなく、豊かな地方都市を求めている証拠と言えます。
杉本達治知事も、他県に対抗するための「大きな武器を手にした」と喜びを語っています。一流ホテルの洗練されたサービスが地域に浸透することで、福井全体の観光産業のレベルが底上げされることも期待できるでしょう。
私は今回の進出について、福井の隠れた魅力が世界に見つかる絶好のチャンスだと確信しています。マリオットという世界基準の窓口ができることで、福井の美しい伝統や食がグローバルに再評価される日も近いはずです。
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