世界的なファストフードチェーンである米マクドナルドが、環境や健康への配慮から注目を集める「植物由来の人工肉」を使用したハンバーガーの試験販売をカナダで拡大することを発表しました。同社は代替肉の製造で世界をリードするビヨンド・ミート社とタッグを組み、2019年9月24日からカナダの28店舗で実験的な販売を続けてきましたが、この取り組みをさらに一歩進める形となります。
今回の発表により、2020年1月14日からカナダ国内の販売店舗数を52店舗へとほぼ倍増させ、販売期間も3カ月間延長されることが決定しました。このハンバーガーは「PLT」と名付けられており、植物を意味する「プラント」、そして「レタス」「トマト」の頭文字から取られています。ビヨンド・ミート社がマクドナルドのために特別に開発した独自のパティが使用されている点が最大の特徴です。
ここで使われている植物由来の人工肉(代替肉)とは、大豆やエンドウ豆などの植物性タンパク質を巧みに加工し、本物のお肉のような食感や風味、ジューシーさを再現した食品のことです。従来のベジタリアン向けメニューとは異なり、お肉が大好きな人でも満足できるクオリティに仕上がっているため、健康志向の消費者だけでなく、環境負荷を減らしたい層からも熱い視線が注がれています。
さらに嬉しいニュースとして、2020年1月14日からは価格が従来の6.49カナダドルから5.99カナダドル(約500円)へと値下げされることも分かりました。マクドナルド・カナダで料理担当幹部を務めるジェフ・アンダーソン氏は、最初の試験販売を通じて顧客の需要や厨房での効率的な調理手順を学べたと語っており、今回のエリア拡大によって、さらに多様な人々の好みを把握できると期待を寄せています。
この拡大劇に対し、SNS上では「ついに身近なマックで人工肉が食べられる時代が来た」「普通のバーガーとどれくらい味が違うのか試してみたい」といった興奮の声が溢れています。その一方で、「アメリカや日本でも早くレギュラーメニュー化してほしい」という、自国への導入を心待ちにする声も多く、世界中から大きな関心が寄せられていることが伺えます。
今回の試験販売は、同社にとって最大の市場であるアメリカへの本格導入を見据え、顧客のリアルな反応や、安定した供給ルートが維持できるかを検証する極めて重要なステップです。個人的には、誰もが知るマクドナルドがこの市場に本格参入することは、世界の食文化や環境問題への意識を大きく変えるゲームチェンジャーになると確信しており、早期のグローバル展開を大いに期待しています。
コメント