【為替ニュース】円相場が続伸し109円台へ!新型コロナ肺炎への警戒感から「低リスク通貨」の円に買いが殺到した背景を徹底解説

2020年1月22日の東京外国為替市場で、円相場がじわじわと値を上げる展開をみせました。午後5時時点のレートは1ドル=109円97銭から98銭を記録し、前日の同じ時間帯と比較して15銭の円高・ドル安へと振れています。この動きの背景には、中国で猛威を振るい始めた新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が深く関係しているのです。世界的な経済活動への悪影響を心配する声が急速に広がり、投資家たちが警戒の度合いを強めた結果と言えるでしょう。

市場では、日経平均株価が下落に転じて下げ幅を大きくしていく動きと連動するように、安全な資産へ資金を避難させる動きが活発化しました。ここで注目されたのが、いわゆる「低リスク通貨」としての日本円です。この低リスク通貨とは、世界的な政情不安や経済的な危機が発生した際に、価値が下がりにくく比較的安全だと見なされて買われやすい通貨のことを指します。まさに日本円は、国際的なリスク局面において世界中の投資家から頼りにされる「駆け込み寺」のような存在なのです。

ネット上のSNSでも今回の値動きは大きな話題となっており、「新型肺炎のニュースで一気にリスクオフのムードになった」「やはり不穏な空気になると円が買われる法則は健在だ」といった緊迫感のある投稿が相次いでいました。さらに、「株価が下がって円高が進むと、今後の景気が心配で財布の紐が固くなる」という生活者目線の切実な意見も散見されます。目に見えないウイルスの脅威が、瞬く間に為替レートという具体的な数字となって私たちの経済に影を落としている実態が浮き彫りになりました。

ただ、午前中に勢いよく進んだ円買い・ドル売りの流れが一通り落ち着くと、午後の取引では円の上値が重くなる場面も見受けられました。個人的には、今回の円高は一時的なパニックによるものではなく、今後の感染拡大の規模によってはさらなる長期的な円高圧力を生む引き金になりかねないと捉えています。観光業や輸出産業へのダメージも懸念されるため、単なるマネーゲームの動きとして片付けることはできません。私たちは日々の感染症ニュースとともに、この為替の動向を注視していく必要があります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました