【2019年12月7日最新】円相場が108円台で反発!英EU離脱懸念の後退と米中貿易交渉の行方がカギ

2019年12月7日の東京外国為替市場では、円相場が力強く反発する展開となりました。午後5時時点のレートは1ドル=108円66~67銭を記録し、前日の同じ時間帯と比較して22銭の円高・ドル安へと振れています。この動きの背景には、欧州を巡る不透明感の払拭が大きく影響していると考えられます。

市場の注目を集めたのは、イギリスのEU(欧州連合)離脱に関する動向です。かつて懸念されていた「合意なき離脱」、つまり何の取り決めもなく欧州から離脱するという最悪のシナリオへの恐怖が薄らぎました。これにより、ポンドやユーロといった欧州通貨がドルに対して買われ、その波及効果で円を買い戻す動きが優勢になったのです。

SNS上では「ようやく離脱問題に光が見えてきたのか」といった安堵の声や、「円安局面が一度落ち着いてホッとした」という個人投資家のリアルな反応が目立ちました。こうした海外市場のポジティブな流れを、日本の市場もしっかりと引き継いだ形と言えるでしょう。経済の安定を願う層にとっては、一つの節目となる1日だったはずです。

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米中協議の進展報道が円の重石に?午後からの変化を読み解く

一方で、午後の取引時間帯に入ると、円の上昇勢いにブレーキがかかる場面も見受けられました。その要因となったのが、中国政府による発表です。中国がアメリカから輸入する大豆や豚肉に対し、追加関税の対象から除外するという方針が伝わると、膠着していた米中貿易協議が進展するとの期待が一気に高まりました。

ここで注目したい専門用語が「リスクオン(リスク選好)」です。これは、投資家が「世界経済が良くなりそうだ」と判断し、安全資産とされる円を売って、より高い収益が見込める資産へ資金を移す動きを指します。米中関係の改善期待はまさにこのリスクオンを誘発し、結果として円を売る動きに繋がったと分析できます。

個人的には、政治的なニュース一つでこれほどまでに相場が敏感に反応する現状に、今の為替市場の繊細さを感じずにはいられません。イギリスの政治情勢と米中貿易摩擦という、二つの巨大な不確定要素が複雑に絡み合っています。投資家にとっては、片時もスマートフォンやニュースサイトから目が離せない状況が続くでしょう。

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